海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
連続ドラマ「めぐる未来」(読売テレビ・日本テレビ系、木曜午後11時59分)で主演を務める俳優の萩原利久さん。ドラマは、感情の起伏を引き金に“過去へ戻る病”を抱える未来(萩原さん)が、妻の転落死をきっかけに過去へ戻り、死の真相に迫る「考察型サスペンス」だ。1月18日に第1話が放送されると、SNSでは転落死についてさまざまな意見が上がり、話題となっている。萩原さんに、今作の撮影を通して感じた思いを聞いた。
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ドラマは、辻やもりさんの同名マンガ(芳文社)が原作。萩原さん演じる襷未来は、めぐる(早見あかりさん)の夫。父からの遺伝で「過去に戻る病」を抱えている。感情の起伏が発症のスイッチとなってしまうため、幼い頃から感情を表に出さないよう心掛けており、他人と関わらない孤独な生活が続いていた……という役どころ。
今作への出演が決まったときのことについて、「(過去へ戻るということは)なかなか陥るシチュエーションじゃないので、日常で体験できない分、どうなるのかなと楽しみでした」と振り返った萩原さん。原作の未来が好きだったといい、「その部分は映像にうまく落とし込みたいなと。原作で感じた未来とめぐるの仲の良さをちゃんとやっていきたい」と意気込みを語る。
撮影では、妻・めぐるを演じる早見さんに助けられているといい、「(早見さんは)明るくて、気さくで、陽のエネルギーを持っている方。日に日に、どんどんめぐるさんになっている気がして(笑い)、お芝居していてすごくしっくりきます。『めぐると未来ってこれだ!』と感じながらやれています」と話す。
“過去に戻る”というシチュエーションの撮影には苦労もあるといい、「どんなに整理をしていても、戻った瞬間、『あれ、急にデジャブ、なんだっけこれ?』となる。すごく難しいです」と話す。
これまでさまざまな作品に出演してきた萩原さん。役を演じる際に心がけていることを聞いてみると「人の話をよく聞いて、準備すること」と明かす。「僕はすごく飽き性な性格もあって、新鮮なものにひかれるんです。お芝居するときも新鮮さを大事にしたいので、人の話をよく聞くという意識を持つようにしています。あとは準備。どれだけクリアな状態で現場に行けるかが大事」と心がけていることを話す。
撮影で忙しい日々が続くが、リラックスタイムは趣味の時間だ。スポーツを見ることが趣味というが「(応援しているチームなどが)負けると気分が上がらなくて。何も回復しないので、運任せな部分もあります(笑い)。どうすればいいですかね!?」とチャーミングに話した。
「めぐる未来」の第1話では、結婚記念日である1月18日に、出勤するめぐるを送り出した未来だが、午後3時ごろ、めぐるが職場の外階段から落下し、亡くなった、との知らせが届く展開に。病を発症して1月18日に戻った未来は、最悪の結末を止めようとするが、何者かの手によってめぐるが転落死してしまう様子が描かれた。
視聴者からは、「みんな怪しすぎて予想つかない」「犯人誰だ~!」「めぐさんの会社の同僚みんな怪しい~」といった声が上がり、盛り上がりを見せている。萩原さんは、「1話をたくさん振り返って復習してもらえると、より2話以降が楽しめる気がするので、ぜひぜひ復習してもらいたい」と呼びかけた。
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