眞島秀和:「おっさんずラブ」マサムネ役 行く末は「聞かないようにしている」 第3話の牧への言葉は本心?

連続ドラマ「おっさんずラブ―リターンズ―」に武川政宗役で出演中の眞島秀和さん
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連続ドラマ「おっさんずラブ―リターンズ―」に武川政宗役で出演中の眞島秀和さん

 テレビ朝日系の連続ドラマ「おっさんずラブ―リターンズ―」(金曜午後11時15分)に出演している眞島秀和さん。2018年に放送された人気ドラマの続編で、眞島さんは前作に引き続き、“マサムネ”こと武川政宗役を演じている。眞島さんに、前作が大ヒットした反響や続編が決定した際の心境、政宗に対する思い、また1月19日午後11時50分から放送された第3話の“衝撃シーン”の真意などを聞いた。

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 ◇前作ヒットの影響力を実感 続編には「不安なし」

 2016年に深夜の単発ドラマが話題となり、2018年に連ドラ化された「おっさんずラブ」は、今までにない“おっさんたちの恋のバトルロワイヤル”を描いて話題に。ファンイベントが開催されたほか、タイトルが「2018ユーキャン新語・流行語大賞」トップ10にノミネートされた。

 眞島さんは前作の反響について「『ドラマを見たよ』とか『好き』と言ってもらえたり、例えば友人の娘がファンだったり、そういうことはほかの作品と比べたら圧倒的に多かったですね」と、その大きさに驚いたという。

 続編制作の知らせを聞いた際は「同じメンバーで集まってやる作品の一員で参加できるのはうれしかったです。普段も仲の良いメンバーが何年かたってまた集まったとき、どんな風になるのか楽しみでした。不安はなかったですね」と期待に満ちていたと明かす。

 今作の政宗は恋活に励むもうまくいかず“恋愛迷子”な状態だ。役作りの方向性について「迷子には見えますけど、きっと本人はそのときの最善の選択をしているつもりなのだろうなというか。後悔しないように生きているのだろうなと解釈しています」と話す。

 続けて「脚本の徳尾(浩司)さんが筆を走らせて書いている部分や監督陣が面白く演出してくださるので、そこに説得力をどう持たせられるか、楽しみながらやっています」と述べた。

 ◇政宗に「とことん寄りそってやり尽くす」

 政宗というキャラクターの印象を改めて聞くと「なかなかに癖のある人物ですが、真っ直ぐ思いをぶつけるところや、とっぴな行動をしても『こういう人いるかも』と思えるのは魅力かな(笑い)。頑固な部分がありつつも、人の背中をそっと押してあげられる優しさを持っていて面白い人。(実際にいたら)友達になってみたい(笑い)」と返ってきた。

 「同年代の男性として見たら“まあ分かるな”というところもあるし、何かいろんなことをこじらせ続けてきた人であろうことも理解はできます。この役に今回もとことん寄りそってやり尽くそうと思っています」

 第3話では、政宗が元恋人の牧に対して「いつでも戻って来いよ」と衝撃的な発言をするシーンがあった。直後に政宗は「冗談に決まってんだろ」と笑い飛ばしたが、どのような心境で演じたのか聞くと「(政宗の)本心もあるでしょうね」と答えた。

 「大人として冗談とは言うけど、一度牧にぶつけてしまうあたりが『ちょっと武川さん』という感じですね(笑い)。思っていることを相手にぶつける性格は、前作から変わらないのだなと感じました」

 今後の政宗の動向に関しては「最終的にどうなるのかはまだ聞いていません。あえて、あまり聞かないようにしています」という。

 「どんな展開に広がっても面白い人だと思うんです。たとえ幸せになれなくても、きっと何か楽しみを見つけたり、面白い生き様を見せてくれたりするだろうし、パートナーがいることが彼の幸せとも限らない。自分も武川さんがどうなっていくのか楽しみにしています。ただ先の展開を知らないとは言っても、演じる僕自身はとにかく一生懸命やっていますから、そこだけは安心してください!」(取材・文・撮影:遠藤政樹)

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