松本潤さん主演のNHK大河ドラマ「どうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)の第46回「大坂の陣」が、12月3日に放送された。同回では、副題の通り、乱世最後の大戦となった徳川と豊臣による「大坂の陣」へと突入。終盤には、家康が三浦按針(村雨辰剛さん)に用意させたイギリス製大筒が火を噴き、茶々(北川景子さん)が千姫(原菜乃華さん)をかばって傷つく姿も描かれた。
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好戦的な茶々について、役を演じる北川さんは「茶々は多感な時期に、目の前でたくさんの大切な人たちを失ってきました。みんながどんな無念な思いで散っていったかを感じていたからこそ、その雪辱を果たしたいという強い責任感を持っていたと思います」と思いを代弁する。
また「一般的には“悪女”と言われることも多いですし、今作でも何を考えているか分からない恐ろしさが目立っているかもしれません。でも私は、真っすぐな人だと思っています」と茶々を評する北川さん。
「茶々の心の中には、母・市の前で立てた『私が天下をとります』という誓いがずっと残っていて。母を裏切ることのないよう、生き残ろうと頑張ってきたと思います。自分が生き残ることによって、織田と浅井の血を後世に残すことができる。家族のことを思うと、自分はなんとしても生き残らなければならない。でも女性である以上は自ら天下をとるのが難しいので、息子(秀頼、作間龍斗さん)を立派に育て上げ、両親や叔父の無念を豊臣家で果たすという……。ある意味ピュアですし、家族のこともすごく大切に思っていた人。真っすぐ、猪突猛進に、戦国を生き抜いた人物と捉えて演じてきました」と振り返った。
さらに「茶々としては、当初は殿下(秀吉、ムロツヨシさん)の元で暮らすのは複雑な思いもあったと思いますが、幼い頃に引き取って側に置いてくれたご恩もありますし、豊臣家のことも徐々に自分の家だと思えるようになったのではないかと思います。そして息子を立派に育て上げて、息子が天下をとることが、殿下を含めた皆の雪辱を果たすことにもなりますし。秀頼に自分を重ね合わせていたのかなと思います」と語った。
「どうする家康」は一人の弱き少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望の物語。新たな視点で、誰もが知る歴史上の人物・徳川家康の生涯を描く。
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