鈴木亮平さん主演の連続ドラマ「下剋上球児」第3話が10月29日に「日曜劇場」枠（TBS系、日曜午後9時）で放送された。終盤の山住（黒木華さん）の覚悟が、視聴者の間で話題になった。

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　◇ネタバレがあります

　菊地高弘さんの同名ノンフィクション（カンゼン）を原案に登場人物や学校、あらすじは全てフィクションえ描く。教師の夢を捨て切れず32歳で大学に再入学して高校教師になった南雲（鈴木さん）が、廃部寸前の越山高校野球部の顧問になり、甲子園を目指す物語。「最愛」（2021年）など同局の人気ドラマで知られる新井順子プロデューサーと塚原あゆ子監督が手掛ける。

　第3話は、南雲（鈴木さん）は「教員免許を持たずに高校教師をしていた」という衝撃の事実を山住（黒木華さん）に告白。年度末に教師を辞めるつもりで、野球部監督も続けられないという。山住は、星葉高校との練習試合で惨敗したもののチームの今後に可能性が感じられた矢先の話に動揺を隠せない。

　南雲家では、美香（井川遥さん）に、以前勤めていた会社から1年間だけ復帰してくれないかと声が掛かっていた。美香は、子供たちを置いて東京には行けないと話すが、南雲は自分が教員免許を持っていないと言い出せず……と展開した。

　終盤で、県大会の組み合わせ抽選会の場面があり、会場に南雲が駆けつけると、山住から選手登録を済ませたことが伝えられる。そこで、監督ではなく副部長で南雲を登録したと告げられ、山住から「私も共犯になります」と覚悟を伝えられた。

　SNSでは「『私も共犯になります』にグッときた」「山住先生の共犯って言葉にまた泣けたー」「南雲先生と山住先生の関係性も良い。でもこのまま特大の爆弾抱えながら青春を突っ走るの胃が痛くなる……！」「山住先生と共に視聴者も共犯になってるハラハラドキドキ感がありますな」といった声が上がった。一方で、「共犯はさらにダメだよ」「山住先生は巻き込まれ事故で共犯になる必要はないんやで」と山住を心配する声もあった。