相葉雅紀:サラリーマン兼ヒットマン役に自分だったら「耐え切れない」 二重生活送るなら「東京で温泉掘りたい」

10月27日スタートの連続ドラマ「今日からヒットマン」で主演する相葉雅紀さん=テレビ朝日提供
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10月27日スタートの連続ドラマ「今日からヒットマン」で主演する相葉雅紀さん=テレビ朝日提供

 10月27日スタートの連続ドラマ「今日からヒットマン」(テレビ朝日系、金曜午後11時15分※一部地域を除く)で主演を務める相葉雅紀さん。サラリーマンとヒットマンの二重生活を送る主人公を演じる相葉さんに、役作りや初挑戦となるガンアクション、ドラマの見どころを聞いた。

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 ◇原作再現度に自信

 ドラマは、2005~15年に「週刊漫画ゴラク」(日本文芸社)で連載された、むとうひろしさんの同名マンガが原作。ある日、大事件に巻き込まれ、伝説の殺し屋の名を継ぐことになった平凡なサラリーマン・稲葉十吉が、愛する家族を守るため、ヒットマンとの二重生活を送るアクション・コメディーだ。

 「設定も面白いし、巻き込まれていく主人公のドタバタ劇も面白く、好きなタイプのお話」と話す相葉さん。「原作のいろいろなエピソードのエッセンスが少しずつ入ってきて一つの話になっているので、見応えもあると思います。また原作ではいない(十吉の)子供も描かれるので、守るべきものが少し大きく描かれているように感じますし、人を殺(あや)めてしまうことへの罪悪感もドラマはより強く描いている気がします」と脚本に太鼓判を押す。

 演じる十吉については「今までの僕にはない、まさに対極にあるようなハードな役柄」と以前コメントしていたが、「あまり自分のイメージにない方がやりやすい部分も多少はあります。今までやらせていただいた役とはまったく違い、感情の起伏が激しいので、新鮮な気持ちで楽しくやらせてもらっています」と語る。

 サラリーマンでヒットマンという特殊な二面性を持つ役どころだが「二面性に見える
けど、十吉としては筋が一本通っているんです。裏の世界で人を殺さなくては自分の家族が殺されてしまう、極限まで追い込まれた状態でもあるので。もし自分が、十吉と同じ状況になったら耐え切れないと思いながら演じています(笑い)」と話した。

 ヒットマン姿のビジュアルも公開されているが「原作に忠実な衣装だとは思います。めちゃくちゃ細かい話ですが、衣装合わせでVネックかUネックかで悩んでいました。それぐらい細部まで(原作再現度を)考えて作っています」と自信をのぞかせた。

 ◇生田斗真との“主演バトンタッチ”が刺激に

 ガンアクションにも初挑戦している。「銃に詳しい先生に来ていただき、持ち方や構え方、弾の外し方といった基本的なことを教えてもらいました」と入念な準備をした様子。

 実際に撮影してみて「撃たれそうになったシーンで、銃口を向けられて打たれるとやっぱり怖いと感じました。鉄砲(に似た音)なんて運動会ぐらいでしか聞いた経験がないですし、素直に怖かったです(笑い)」と振り返った。

 本作が放送される「金曜ナイトドラマ」枠は、前クールに生田斗真さん主演の「警部補ダイマジン」が放送されており、バトンタッチセレモニーも開催された。「斗真とは、僕が中学2年生のときから知り合いで、初舞台も一緒。そんな斗真からバトンをもらえるのはうれしかったです。気持ちも入りました」と笑顔を浮かべた。

 最後に、作品にちなみ二重生活するならと話を振ると、「東京で温泉を掘りたいですね(笑い)」と声を弾ませた。(取材・文:遠藤政樹)

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