スペシャルドラマ「友情～平尾誠二と山中伸弥『最後の一年』～」（テレビ朝日系、11月11日午後9時）に、俳優の石田ゆり子さんと吉瀬美智子さんが出演することが明らかになった。石田さんは、平尾さんの妻の惠子さんを、吉瀬さんは山中さんの妻の知佳さんを演じる。

あなたにオススメ

2027年大河ドラマ主人公・小栗忠順とは？　近代日本に欠かせない人物

　ドラマは、ラグビー界の伝説“ミスター・ラグビー”平尾誠二さんと、ノーベル生理学・医学賞受賞者の山中伸弥さんの友情を描いた実話に基づく物語。2010年に雑誌の対談で出会った2人は意気投合。急速に親交を深めていくが、2015年に平尾さんががん宣告を受ける。厳しい状況にもめげず、病と闘い続けた平尾さんと最後まで寄り添い続けた山中さん、そして家族が過ごした最後の1年を描く。平尾さんを本木雅弘さん、山中さんを滝藤賢一さんが演じる。

　石田さんは「重たい内容ですし、ノンフィクションなので私が演じる平尾惠子さんももちろん実際にいらっしゃる。そういう緊張感と責任感を常に背負っていた気がします」とコメント。

　印象に残ったシーンについて、「どのシーンも忘れがたいのですが、美しい夕景の中、本木さんと私が夕焼けに向かって祈るようにたたずむというシーンが特に印象に残っています。そのとき、本木さんが惠子さんからお借りした平尾さんの上着を着てらっしゃったんです。『誰にも分からないかもしれないけど、特別なシーンだけ、僕はこれを着る』とおっしゃっていた本木さんの言葉は、胸にくるものがありました」と語った。

　吉瀬さんは「私は、平尾さんと山中教授にこういう歴史があったということを知らなかったので、今回の撮影を通して、改めて“友情”っていいなと思いました。惠子さんと知佳さんの女性同士の友情も温かくて。本当にたくさんの方に知っていただきたいですね。そして、病気と向き合う平尾さんの前向きな考え方や、たくましい生き方を知って、自分自身も強くありたいなと思いました」とコメントした。