海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
俳優の松岡茉優さん主演の連続ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」(日本テレビ系、土曜午後10時)の最終第10話が9月23日に放送された。
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1年前、突如与えられた2周目の人生。生徒に突き落とされた自らの死の未来を変えるため、何でもする覚悟を決めた九条(松岡さん)。この世界を変えようと、奮闘してきた九条によって、多くの生徒たちが変わり、教室も変わっていったが、鵜久森(芦田愛菜さん)の死という変えられない運命もあった。
やがて、鵜久森の死に関わった野辺(田牧そらさん)金澤(田鍋梨々花さん)も復学。そして、保護観察処分の西野(茅島みずきさん)も復学し、それぞれが鵜久森に向き合っていた。
一方、鵜久森が遺した言葉通り、九条は、1度目の人生で死んだ日以降も生きるという感覚が湧かずにいた。そして、迎えた卒業式。九条は1年前と同じ場所で、「あの人物」と向かい合う。
「やっぱり、あなただったんですね」
九条を突き落とそうとしていたのは星崎(奥平大兼さん)だった。1周目で突き落とされたときに、最後まで犯人の顔が見えなかったことに気付いた九条は、無感情に近い状態で起きたのでないかと推理。そして、星崎が今までのことをすべて客観的に見つめていたことを思い出し、犯人だと気付いたのだった。
星崎は子供の頃、自分の異常性に気付き、心にふたをして生きてきたが、九条が様々な状況を変えてくれているのを目の当たりにして希望を持ち始める。しかし、周囲が変わる中自分だけが変わらないことに気付き、星崎は再び絶望。九条を殺して自分も死のうとしていたのだった。
「自分だけでも自分だけで自分を信じてもらえませんか」と心から語りかける九条だったが、「やっぱりうごかないんだよね、俺の心…。悲しいね」と星崎は悲しそうにつぶやき。身を投げる。
どうにか星崎の腕を掴んだ九条の元に生徒たちが駆けつける。そして、心配して学校へ赴き、卒業式の後から九条を探していた夫の蓮(松下洸平さん)も星崎の腕を掴んで引き上げるのだった。
ところが全てが終わったと思った矢先、人生が変わってしまったと恨んでいた浜岡(青木柚さん)が九条を刺すのだった……。薄れゆく意識の中、九条の言葉を受け入れ、苦しい状況を自分自身で変えてきた生徒たちの姿に感銘を受けていたこと、そのの生きざまに教えられてきたことに気付き、生徒たちこそが最高の教師だと感じる九条。そして「先生にバトンを託します。過去の私みたいな生徒が生まれないような教室に、無自覚に人を傷つけるような世界を少しでも変えてくれることを……」という鵜久森のメッセージを思い出す。
やがて一命を取り留めた九条の元に生徒たちが駆けつける。そこで九条は生徒から「託された。この世界をこれからも生きて変え続けることを……」と感じるのだった。
SNSでは九条が生きていたことにほっとする声が続出。さらに「■された」の伏せ字が「託された」だったことが明かされたことに驚きの声が上がっていた。
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