海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
松本潤さん主演のNHK大河ドラマ「どうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)のトークショーが、8月13日に愛知県小牧市で行われ、秀吉役のムロツヨシさん、織田信雄役の浜野謙太さんらが登場した。20日放送の第32回では「小牧・長久手の戦い」が描かれるといい、ムロさんは「なぜ小牧・長久手の戦いが重要視されているのか、なぜ秀吉がこれをプラスに働かせられたのかも楽しんでもらえると思う。“ダークピエロ”が頑張りますのでぜひ見ていただきたい」とアピールした。
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トークショーは2部制で、第1部はドラマの時代考証を担当する平山優さん、第2部はムロさんと浜野さんが登場した。
これまでを振り返り、ムロさんは「家康と信長の距離感が印象的。信長を演じた岡田准一さんの芝居には、家康との確執と友情を強く感じた」といい、浜野さんは「家康がどんどん賢くなっていく。白ウサギと言われるほど頼りなかった家康の役目が織田信雄に移っていくような気がして、心なごむ人もいるのかなと思う」と語った。
ムロさんは、自身が演じる秀吉について「(信長が)自分の才能を見抜いてくれるからこそ自分を出してもいいんだと思い始める。結果的に“ダークピエロ”になっていくが、笑われていた人間がいつのまにか天下人になれてしまったという事実を、古沢(良太)さんの脚本は描いているのだと思う。家康、信長と秀吉はいびつな三角関係」と分析した。
信雄役について、浜野さんは「劣等感のかたまりのようで、自分に近い役。偉大な人が近くにいるところも同じで、僕の半生に似ている。かえって演じにくかった」と明かした。それを聞いてムロさんは「秀吉にとっては利用価値があり、感情操作しやすい人」と表現すると、浜野さんは「秀吉というより、ムロさんが怖かった」と語った。
家康役の松本潤さんについて、浜野さんは「一定の温かさがある。信雄もそう思っていたと思う。撮影現場で配置などもどんどん提案する姿に、今まで演出なども手掛けてきた経験が生かされているんだと驚いた」と話した。ムロさんは「作品を背負う不安が自信となり、背中が大きくなっていく姿をそばで見ていた。白ウサギが本当にタヌキになっていくのか、皆さんの目で見届けてほしい」と語った。
尾張弁について質問されたムロさんは「尾張弁を知らなかったので、大げさに演じると関西弁に寄ってしまい難しかった。岡田さん、松本さんが本番直前、耳元でわざと違うイントネーションでせりふを言ってくるので混乱した。初登場シーンは早口の尾張弁で何度もNGを出してしまった」と撮影エピソードを明かした。
今後の展開の見どころについて、浜野さんは「小牧・長久手の戦いは知識としてはあったが、こんなに面白いのか!と。家康のすごさと成長も感じられ、戦国好きとしてもワクワクした」と話した。
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