和月伸宏さんの人気マンガ「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」の新作テレビアニメの世界上映イベントの第1弾が6月18日、ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場(東京都港区)で開催され、緋村剣心役の斉藤壮馬さん、神谷薫役の高橋李依さん、明神弥彦役の小市眞琴さん、相楽左之助役の八代拓さんが登場した。斉藤さんは、新作の見どころとして剣心のせりふ「おろ」を挙げ、今回先行上映される第1~4話では「結構いろいろなパターンの『おろ』をお届けできるのではないかと思うので、そういうところでも作品を楽しんでいただけたらうれしいなと思っております」と語った。
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「るろうに剣心」の新作アニメが制作されるのは、2012年に発表されたOVA(オリジナル・ビデオ・アニメ)「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-新京都編」(後編)以来、約11年ぶり。斉藤さんは「(キャスト)それぞれが作品への愛が深いがゆえにどう向き合っていけばいいんだろうと悩んで葛藤していた部分も当然あるんですけど、僕個人としてはシンプルに自分が今できることを、目の前にあるやるべきことを全力でやるしかないかなと思っているので、あまり奇をてらったり、格好つけたりせずに、ありのままのむき出しで臨むことが大事なのかなと思っております」と思いを語った。世界上映イベントは世界の8の国と地域で実施され、第1弾が同所で開催された。
「るろうに剣心」は、1994~99年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された人気マンガ。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた緋村剣心が明治維新後、不殺を誓った流浪人(るろうに)として、新たな時代の生き方を模索していく姿を描いた。新章の「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚・北海道編-」が、2017年から月刊マンガ誌「ジャンプSQ.(スクエア)」(同)で連載中。1996年に初めてテレビアニメ化され、1997年に劇場版が公開された。1999年以降、3作のOVA(オリジナル・ビデオ・アニメ)が制作された。俳優の佐藤健さん主演で実写映画化されたことも話題になった。
新作アニメは、原作者の和月さんがキャラクターデザインやシナリオなど全編にわたり完全監修し、原作を第1話から再構築する。「ストライク・ザ・ブラッド」などの山本秀世さんが監督を務め、「メイドインアビス」などの倉田英之さんがシリーズ構成を担当。「アルスラーン戦記」「東京リベンジャーズ」などのライデンフィルムが制作する。フジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」ほかで7月6日から放送される。連続2クール放送。
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