リリー・フランキー:天涯孤独とは「残すものをもらう人がいないことなのかな」 「徹子の部屋」で

5月31日放送の「徹子の部屋」に出演したリリー・フランキーさん=テレビ朝日提供
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5月31日放送の「徹子の部屋」に出演したリリー・フランキーさん=テレビ朝日提供

 俳優のリリー・フランキーさんが、5月31日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。極貧だった20代の頃の思い出や「天涯孤独」となったいまの心境について語った。

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 元々イラストレーターだったリリーさんは20代の頃、仕事がなく、ほとんど無職のような状況だった。

 「自由が丘(東京都目黒区)に住んでいたんですけど、電気、ガス、水道、電話と全部止まっていました。トイレに行くのも、トイレットペーパーを持って近所のお寺の公衆便所まで行ってました」と極貧時代を語る。

 それでも「あのときの方が将来への不安はなかった」といい「今(20代の頃)よりひどい生活を想像できなかったので(笑い)。ある程度、ご飯が食べられるようになってきてからの方が、将来が不安になりましたね」と話した。

 5年前に父親を亡くし、きょうだいもおらず、いまは天涯孤独というリリーさん。事務所の社長も務めているが、コロナ禍に経理から言われたことでハッとしたという。

 「『社長が亡くなる前に一筆書いてもらわないと、社長の財産は国のものになります』と言われて……。天涯孤独ってこういう意味なんだな、残すものをもらう人がいないことなのかなって。コロナ禍でそれを言われて、いろいろと考えたりしましたね」と語った。

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