西島秀俊:“未来”への願望明かす 「若い人が健康的に才能を発揮できる場を作れたら」 WOWOW「WHO I AM」新シーズン記念イベント

WOWOWのイベント「未来へ動き出そう!~東京パラリンピックが残してくれたもの~第9回『WHO I AM』フォーラム」に登場した西島秀俊さん
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WOWOWのイベント「未来へ動き出そう!~東京パラリンピックが残してくれたもの~第9回『WHO I AM』フォーラム」に登場した西島秀俊さん

 俳優の西島秀俊さんが1月27日、東京都内で行われた、IPC(国際パラリンピック委員会)とWOWOWの共同プロジェクト「WHO I AM」の新シーズンの放送・配信記念イベント「未来へ動き出そう!~東京パラリンピックが残してくれたもの~第9回『WHO I AM』フォーラム」に登場。西島さんは同プロジェクトのパラアスリートに迫るドキュメンタリーシリーズでナレーターとナビゲーターを務めており、収録にまつわるエピソードや、イベント名にちなんで“未来”への思いについてトークを展開し、会場を盛り上げた。
 
 西島さんは、「この番組は、ナレーションの途中で思わず声が震えて、NGになることがよくありますね。声が感極まっちゃう」とナレーターとしてのエピソードを披露。さらに「この番組に関わることで、誰よりも僕が、落ち込んだときにこれを見て『何言ってんだ』と勇気づけられてきましたし、自分が誰なのか、向かい合わせてくれる体験だった」としみじみと振り返っていた。

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 イベント名にちなんで“未来”への思いを聞かれると、西島さんは「僕ももう50代に入ったので、個人的には自分が関わる作品で、若い人たちがいろんな価値観を持って、自由に才能を健康的に発揮できる場を作っていきたい」と願望を吐露。「僕なんか遅咲きだったので、長く見守ってくれる人がいたから、今こうやってお仕事をいただいたりしている。若い人たちに、健康的に長く才能を発揮できる場を作れたら」と思いを明かした。

 イベントのトークセッションでは、松岡修造さんがMCを担当。西島さん、アイドルグループ「仮面女子」のメンバーで2018年に不慮の事故で車いす生活となった猪狩ともかさん、WOWOWのドキュメンタリー「WHO I AM LIFE」に登場する作曲家のマイケル・ハウウェルさん、陸上パラリンピック金メダリストの伊藤智也選手も出席した。イベントでは、ハウウェルさんがピアノを演奏するスペシャルライブも実施。ハウウェルさんが生演奏で「Rise Again」「Great is the Grief」の2曲をお披露目し、会場を沸かせた。

 「WHO I AM」は、IPCとWOWOWが共同で企画したドキュメンタリーシリーズ。2023年1月から始まった最新シーズンは、パラアスリートに迫る「ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM パラリンピック」に加え、アーティストやミュージシャン、クリエーターなどスポーツの枠を超えた人々を追う「ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM LIFE」を追加した2シリーズを放送。西島さんは「WHO I AM パラリンピック」のナビゲーターとナレーターを務めている。

 新たに始まる「WHO I AM LIFE」は全3回で、バイオニック・ポップ・アーティストのヴィクトリア・モデスタさん、聴覚に障害がありトランスジェンダーでもあるアーティストのチェラ・マンさん、自閉症の作曲家ハウウェルさんが登場。WOWOWプライムとWOWOW4Kで29日から毎週日曜午前10時に放送され、放送終了後にWOWOWオンデマンドで配信される予定。

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