女優の真瀬樹里さんが、12月15日に放送された黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。昨年8月に新型コロナウイルスに感染し肺炎で死去した父・千葉真一さん、2017年に肺腺がんで亡くなった母・野際陽子さんについて語った。
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19歳のときに両親が離婚。その後も千葉さんとは良好な関係で「たまに会っていましたし、米国にも会いにいきました」と明かす。コロナ禍で延期になっていた千葉さんの「偲ぶ会」を今年8月に開催し、真瀬さんが喪主を務めた。「なんとか一周忌で開催できて、ほっとしています」とほほ笑んだ。
千葉さんと最後に会ったのは、昨年の真瀬さんの誕生日だった。「私は元旦が誕生日なので、1月1日に父の家に行って、若い俳優さんもいらっしゃって、ご飯を食べたのが最後ですね。そのあとも電話ではたまに話をしていました」と明かした。
そして、「(父が)コロナにかかったことは聞いていたんですけど、次が亡くなった連絡だったので……。入院しても会いに行けなかったですし、乗り越えてくれるタイプの人だと思っていたので、ちょっと信じられない思いでした。父の作品をもう1本見たかったな。撮りたいと言っていたので、監督としての作品を見たかったです」と心境を語った。
真瀬さんは父の遺志を継ぎ、殺陣に情熱を注いでいる。司会の黒柳さんはかつて野際さんに誘われて真瀬さんの舞台を観劇したことがあると言うと、真瀬さんは「戦国時代が舞台の物語だったんですけど、徹子さんの『こんな時代に生まれなくて良かったわ』という感想が一番うれしかった」と振り返った。
現在は、野際さんが暮らしていた部屋で愛犬たちと過ごしている。両親を亡くして「一人になったなという感じはしました。犬がいなかったら、一人で立って歩く自信がなかったです」と吐露。「(野際さんの死を)少しずつ整理はできてきたかな。笑って思い出にできるようにはなってきましたね。最近では、母がよく夢に出てくるんです」と語った。
最後に、今後の目標について聞かれると「殺陣や日本舞踊を学んで、日本人として日本の文化を持って世界でお仕事をしたい。日本と海外で活躍できたらいいな」と笑顔を見せた。
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