加山雄三:「ラストだからって、しょぼしょぼしたんじゃダメ」「音楽は生涯の親友」 WOWOWが11月6日の特集前にインタビュー公開

「加山雄三ラストショー 永遠の若大将」の模様=WOWOW提供
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「加山雄三ラストショー 永遠の若大将」の模様=WOWOW提供

 高齢を理由に年内をもってコンサート活動から引退することを発表している歌手の加山雄三さんが、9月9日に東京国際フォーラム ホールA(東京都千代田区)で開催したライブ「加山雄三ラストショー 永遠の若大将」の模様が、WOWOWで11月6日に放送・配信される。オンエアを前にWOWOWは10月31日、加山さんの独占インタビューを公開した。

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 同公演では、「海 その愛」「光進丸」「お嫁においで」「君といつまでも」といった名曲などを計27曲披露した加山さん。「選曲はいろいろと考えたけど、やっぱりみんなが知ってる曲を歌うことが一番大事だよね。そして俺は海っぺりで育ったから、海から恩恵をこうむったことが多い、海から学んだことが多い。そういう自分の中からにじみ出るものを大切にしたいなと思って曲を選びました」と今回のセットリストについて語った。

 27曲目、最後に披露したのは「愛する時は今」。「生きているこの手で幸せつかもうよ」という歌詞にあるように、加山さんが“幸せの哲学”をまっすぐに歌った楽曲だ。加山さんは「人間はいつか終わっていくにしても、絶対に残っていく何かを伝えていきたいんだよ。若い頃は『幸せつかもう』と思うけど、だんだんと『幸せ渡そう』と思うようになる。どんなことがあっても、幸せはもらうだけじゃなくて与えるもの。ギブ&テークという気持ちを伝えたいんだよね」と最後にこの曲を披露した思いを述べた。

 公演は、ラストショーと銘打ちながらも、寂しさや湿っぽさは感じない、明るく前向きなステージとなった。加山さんは「ラストだからって、しょぼしょぼしたんじゃダメ。これからもまだ歌うし、音楽は生涯の親友だからね」と話していた。

 WOWOWでは11月6日、「特集:これがラストショー!ライブと映画で味わい尽くす若大将!加山雄三」と題して、加山さんを特集。WOWOWライブ・WOWOWオンデマンドほかで午後2時45分から映画「大学の若大将」(1961年)、午後4時10分から「エレキの若大将」(1965年)、午後5時50分から「アルプスの若大将」(1966年)を放送・配信。そして午後7時半から「加山雄三ラストショー ~永遠の若大将~」の公演の模様を放送・配信する。

 さらに、11月1日午後0時45分からはWOWOWプライム・WOWOWオンデマンドほかで「加山雄三、『若大将』を語る」と題した特別番組を放送・配信。加山さんが映画「若大将」シリーズを振り返る番組となっている。同番組は、6日間連続でリピート放送・配信される。

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