俳優の小栗旬さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)。7月3日に放送された第26回「悲しむ前に」では、前週第25回の終盤、意識が遠のくように馬から落ちた源頼朝(大泉洋さん)の“その後”と“最期”が描かれた。
ウナギノボリ
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落馬した頼朝は昏睡(こんすい)状態に陥り、政子(小池栄子さん)たちが必死に介抱する。万一に備え、義時(小栗さん)は鎌倉殿の後継者擁立のために奔走せざるを得なくなる。ひそかに葬儀の準備まで進められ、極楽へ往(い)くため、頼朝は昏睡したまま出家することに。そんな中、政子がかつてを思い出させる、“あるもの”を頼朝のもとに持っていくと……。
いつしかうたた寝してしまった政子が目を覚ますと、縁側に頼朝が座っていて、器を手に「これは何ですか?」と政子に問いかける。政子は慌てて廊下に飛び出し、人を呼ぶが、次に政子が目にしたのは、縁側で横たわる頼朝の姿で、すでに瞳は光を失っていた。
果たして、政子が見たのは幻か、それとも頼朝は昏睡状態から一度は覚醒したのか。SNSでは「幻かと思ったら起き上がったのは本当なの!?」「え、幻じゃなかったの? 自力で動いてたの?」「一瞬よみがえった?」「本当に起き上がったんだ……」などと視聴者は反応。
また、頼朝の最期のせりふは穏やかな表情での「これは何ですか?」で、政子と出会った頃を想起させる一言だったが、「頼朝、最期の『これは何ですか?』。表情から話し方、声色まで、挙兵前の佐殿そのままだった」「『これは何ですか?』まだ黒くなる前の佐殿の表情。とても可愛らしかった」「まさか最初は爆笑してた『これは何ですか?』に泣かされる日がくるなんて思わなかったなあ」「大号泣このシーンは胸に焼きついた」といった感想が書き込まれた。
「鎌倉殿の13人」は61作目の大河ドラマ。脚本は、2004年の「新選組!」、2016年の「真田丸」に続き3度目の大河ドラマ執筆となる三谷幸喜さんで、後の鎌倉幕府の二代執権・北条義時が主人公。野心とは無縁だった若者が、いかにして武家の頂点に上り詰めたのかを描く。
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