鎌倉殿の13人:鈴木京香「プレッシャーを感じていたのは私」 政子に“圧”を与え続けた丹後局 迫力の対面シーン語る

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で丹後局を演じる鈴木京香さん (C)NHK
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大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で丹後局を演じる鈴木京香さん (C)NHK

 俳優の小栗旬さん主演のNHK大河ドラマ鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)第24回「変わらぬ人」が6月19日に放送され、鈴木京香さん扮(ふん)する丹後局(たんごのつぼね)と小池栄子さん演じる政子の、迫力のある対面シーンが描かれた。

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 第24回では、頼朝(大泉洋さん)が2度目の上洛(じょうらく)を果たす。政子は帝(みかど)の后(きさき)になることを決意した娘の大姫(南沙良さん)と同行するも、京で二人を待ち受けていたのは、今は亡き後白河法皇(西田敏行さん)の寵愛(ちょうあい)を背景に、都で強い影響力を発揮する丹後局だった。

 丹後局は、対面した政子と大姫を「田舎者」呼ばわりし、政子に対しては、高飛車な物言いで「あなたはただの東夷。その娘がたやすく入内(じゅだい)などできるとお思いか」「そなたの娘など、帝からすればあまたいる女子(おなご)の一人にすぎぬのじゃ、それを忘れるな」とクギを刺す。

 大姫にも、高貴な生まれのほかの姫たちとの“生存競争”に勝たなくてはいけないという厳しい現実を突きつけ、その覚悟があるのかを、すごみを利かせて問うと、改めて政子に「頼朝卿に伝えよ。武力をかさに着て何事も押し通せるとは思われぬようにと」と言い放つなど、最後まで圧力を緩めることはなかった。

 ドラマの公式ツイッターでは、丹後局役の鈴木さんの音声コメントが公開。同シーンでの丹後局について「自分も同じように田舎者なんですよね。だけど、こうやって女性として苦労してきたから、生半可な覚悟では無理ですよ、という気持ちで。とにかく思いっきりやろうと思っていました」と明かす。

 脚本の三谷幸喜さんからも「思いっきりやってください」と言われていたといい、「自分ができるすべての力で、一番嫌で、一番意地悪な女の人でやろうと思ってやりました。だから、すごく楽しかった(笑い)」とコメント。その上で「実際は圧を感じるというか、プレッシャーを感じていたのは私です」と告白し、「年上の女性としてアドバイスがしっかり届いて、強い政子をいじめなきゃいけないというか、いじめているように見えなきゃいけないのは、結構プレッシャーでしたから(笑い)、終わってホッとしました」と安堵(あんど)していた。

 「鎌倉殿の13人」は61作目の大河ドラマ。脚本は、2004年の「新選組!」、2016年の「真田丸」に続き3度目の大河ドラマ執筆となる三谷さんで、後の鎌倉幕府の二代執権・北条義時(小栗さん)が主人公。野心とは無縁だった若者が、いかにして武家の頂点に上り詰めたのかを描く。

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