緒方恵美:「劇場版 呪術廻戦 0」 乙骨憂太は「自分と似ている」 痛みを受けて越えていく

「劇場版 呪術廻戦 0」の公開初日舞台あいさつに登場した(左から)櫻井孝宏さん、中村悠一さん、花澤香菜さん、緒方恵美さん、小松未可子さん、内山昂輝さん、関智一さん
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「劇場版 呪術廻戦 0」の公開初日舞台あいさつに登場した(左から)櫻井孝宏さん、中村悠一さん、花澤香菜さん、緒方恵美さん、小松未可子さん、内山昂輝さん、関智一さん

 「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の芥見下々(あくたみ・げげ)さんのマンガが原作のアニメ「呪術廻戦」の劇場版「劇場版 呪術廻戦 0」(朴性厚監督、12月24日公開)の公開初日舞台あいさつがTOHOシネマズ新宿(東京都新宿区)で行われ、主人公・乙骨憂太(おっこつ・ゆうた)役の緒方恵美さんら声優陣が登場した。緒方さんは乙骨について「ぽんこつだったけど、みんなに刺激いただきながら一つ一つ自分の力で、自分で悪いところを直して上がっていく。その先、ようやっと仲間ができる。自分の社会人としての在り方に似ていると思いました」と思いを語った。

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 緒方さんは「乙骨はいちいち痛みを受けて、それを越えて、また痛んで、それを越えてを繰り返す。生活の中でそういうつらい思いをした時、シンクロするキャラなのではないかと思います。この映画で新しい発見をしていただいたらいいなと思います。皆さんのお力になれる映画です」と話していた。

 舞台あいさつには、祈本里香役の花澤香菜さん、禪院(ぜんいん)真希役の小松未可子さん、狗巻棘(いぬまき・とげ)役の内山昂輝さん、パンダ役の関智一さん、五条悟役の中村悠一さん、夏油傑(げとう・すぐる)役の櫻井孝宏さんも登場した。ステージには、ティザービジュアルをイメージした特製巨大ケーキが登場し、キャストが公開初日を祝った。

 「呪術廻戦」は2018年から同誌で連載中。強力な“呪物”の封印が解かれたことで、高校生の虎杖悠仁(いたどり・ゆうじ)が呪いを巡る戦いの世界に身を投じることになる……というストーリー。テレビアニメが2020年10月~2021年3月に放送された。

 劇場版は、「呪術廻戦」の前日譚(たん)にあたる原作コミックスの“0巻”の「呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校」が原作。2017年に「週刊少年ジャンプ」の増刊「ジャンプGIGA」(集英社)で全4話が掲載された。虎杖悠仁たちの1学年先輩の世代が登場するエピソードで、五条悟が、自身の死刑を望む高校生・乙骨憂太を都立呪術高専に転入させる。テレビアニメと同じくMAPPAが制作する。

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