上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」(総合、月~土曜午前8時ほか)で、雉真(きじま)稔を演じる人気グループ「SixTONES(ストーンズ)」の松村北斗さんが話題だ。稔は、“初代ヒロイン”安子(上白石さん)の運命を動かしていく大学生。「実直」「真摯(しんし)」「誠実」「清廉」といった言葉が次々と思い浮かぶ、見事なまでの好青年ぶりで人気を博している。
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松村さんが演じる稔は、家業である繊維業を海外に展開させることを志す大学生。地元で有名な名家・雉真家の跡取りで、英語が堪能な好青年。稔との出会いが安子の運命を動かしていく……というキャラクター。
普段は「SixTONES」のメンバーとしてスタイリッシュで洗練された姿を披露している松村さん。一方「カムカムエヴリバディ」で演じているのは、昭和の勤勉な学生だ。まるでその時代に実在していたようなたたずまいで、存在感は抜群。学生服と制帽、マントが実によく似合う。
さらには、流ちょうな英語を話すなど、名家の長男らしい知性と教養、聡明さを兼ね備えていて、安子への接し方はどこまでもジェントル。松村さん自身が醸し出す清潔感も含めて、多くが一度は憧れる「理想の初恋相手」と呼ぶにふさわしい。
実際に安子と出会ったころから、SNS上では「稔さんは少女が夢に見る理想の初恋相手では!?」「稔さん、理想の初恋相手すぎる…」「理想の初恋相手を絵に描いたような完璧好青年の稔さん」といった意見がつぶやかれてきた。
役を演じる松村さんに対して、「良い意味で全然アイドル感が出てない」「普段アイドルやってるとかまじで信じられない」「この振り幅最高すぎる」といった声も次々と上がっている。
松村さんは今回が朝ドラ初挑戦。過去に行った取材では、「こんなに1話をぎゅっと短く毎日放送するのは朝ドラしかない。30分、1時間、2時間のドラマとは作り方が全く違って、1話1話に展開があり、メッセージがあり、台本も濃密」とした上で、「それを必死に理解して表現するのが難しくて、余白が許されないことに翻弄(ほんろう)されました」とも明かしていた。
そんな未経験の現場ゆえの苦労もありながら作り上げた稔は、見事はまり役に。松村さん本人が役に真摯に向き合おうとする姿勢が、稔の役柄にも反映されているといっても過言ではないだろう。
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