俳優の小栗旬さんが7月2日、東京都内で実施された映画「ゴジラvsコング」(アダム・ウィンガード監督)の初日舞台あいさつに田中裕二さん(爆笑問題)、尾上松也さん、田中みな実さん、津田健次郎さん、笠井信輔さんとともに登壇。劇中の白目をむくシーンを振り返って「『こればっかり使われるんだろうな』と撮影中に感じた」と明かした。
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本作は、2年前の3月にオーストラリアのリゾート地で撮影し、その後、ロサンゼルスで昨年1月に追加撮影があったという。追加撮影の頃には台本が様変わりしていたといい、小栗さんは「途中、どういう話になっているのかよく分からない、という瞬間もあった」と振り返った。「最初は芹沢蓮という名前もなかった。違う科学者の名前だった。日本語をしゃべったら、常に同時通訳される機械を持っていた。だから『英語しゃべらなくて大丈夫です』みたいな話だった。途中からどんどん話が変わって、気がついたら芹沢博士の息子という設定がついて、最終的に『英語話してください』と。最初と話が違ったので困りましたね」と苦笑い。
話題の白目シーンも振り返って「テイクをものすごく重ねた。監督から『キングギドラの頭を使ってメカとリンクしていく』と聞いた。『どんどん肉体的にシンクロすることを表現してほしい』と言われた。いろんなことをやっていくうちに、あそこにたどり着いた。アダム(監督)から『旬、これだ! これだよ!』と言われた。『意識を持っていかれる』という話だから、それなら白目なのかな、と思った。そうしたらああなった。ほぼほぼ全編白目で登場する。(アダムは)ものすごく喜んでいた。『こればっかり使われるんだろうな』と撮影中に感じた」と話した。
それでも「スケールがすごかった」と漏らし、「初日の緊張はめちゃくちゃヤバかった。一体何が自分にできるんだろう、と。本当に20~30テイクずっと撮り続ける。途中から、緊張とかというより、楽しくなっていった」と目を輝かせていた。
イベントには、田中みな実さん、津田健次郎さん、尾上松也さん、笠井信輔さんも登壇。巨大企業「エイペックス」の重役、マイア・シモンズの声を務めた田中みな実さんは、背中が大きく開いたドレス姿で登場し、共演の「爆笑問題」の田中裕二さんから「すっかり女優さん。完全に女優さんですよね?」と茶々を入れられると「いやいや、それイジってますよね?」と苦笑い。
映画は、ハリウッド版「ゴジラ」シリーズと「キングコング:髑髏島の巨神」がクロスオーバーする「モンスター・ヴァース」シリーズの第4弾。モンスター同士の戦いによって壊滅的な被害を受けた地球を舞台に、人類が再建を進める中、深海から出現したゴジラへの対抗措置として、コングを髑髏島(スカルアイランド)から連れ出すことで始まるゴジラ対コングの戦いを描く。小栗さんは、ハリウッド版『ゴジラ』シリーズ前二作に登場した芹沢猪四郎博士(渡辺謙さん)の息子役を演じた。
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