さんかく窓の外側は夜:テレビアニメが10月スタート 島崎信長が三角康介、羽多野渉が冷川理人に 後日談マンガも

「さんかく窓の外側は夜」のティザービジュアル(C)ヤマシタトモコ/リブレ・さんかく窓プロジェクト
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「さんかく窓の外側は夜」のティザービジュアル(C)ヤマシタトモコ/リブレ・さんかく窓プロジェクト

 ヤマシタトモコさんの人気ホラーミステリーマンガが原作のテレビアニメ「さんかく窓の外側は夜」が、10月からTOKYO MX、BSフジほかで放送されることが分かった。声優として島崎信長さん、羽多野渉さんが出演することも発表された。島崎さんが主人公で、霊が見える青年・三角康介、羽多野さんが三角とバディーを組むことになる除霊師の冷川理人をそれぞれ演じる。三角と冷川を描いたティザービジュアル、特報も公開された。

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 「さんかく窓の外側は夜」は、2013年3月~2020年12月にマンガ誌「月刊MAGAZINE BE×BOY」(リブレ)で連載されたマンガで、霊が見える書店員・三角康介と除霊師の冷川理人が探偵バディーとなり、未解決事件を追うミステリーホラー。コミックス全10巻が発売されており、累計発行部数は170万部以上。俳優の岡田将生さん、志尊淳さんがダブル主演した実写映画が、今年1月に公開されたことも話題になった。

 島崎さんは「原作の、日常の中に当たり前に寄り添うようなジャパニーズホラー感がすごく好きです。そして人間ドラマとしても、非常に味わい深く、面白い作品だなと感じております。その魅力を、アニメーションとしてたくさん伝えられるよう、精いっぱい取り組みたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします」と話している。

 羽多野さんは「冷川は有能な除霊師なんですが、つかみどころのない人物でコミュニケーションの取り方が独特です。そんな彼が、霊が見える特異体質の三角康介と出会うところから物語がスタートします。成立しているようなしてないような、彼らの凸凹コンビぶりにもご注目ください。ホラー、ミステリー、ヒューマン、いろんな要素が詰まった作品です! ぜひご覧くださいね!」とメッセージを送った。

 テレビアニメ化を記念し、「さんかく窓の外側は夜」の後日談を描いたマンガが、8月6日発売の「月刊MAGAZINE BE×BOY」9月号から3号連続で掲載されることも分かった。原作のヤマシタさんは「私がこの世で一番びっくりしているのですがアニメになります。冷川と三角が動いてしゃべってあれをあれしたりあれしたりあれしたりします。見てね!」とコメントを寄せている。ヤマシタさんが描き下ろしたイラストも公開された。

 ◇スタッフ(敬称略)

 監督・キャラクターデザイン:安田好孝▽チーフディレクター:岩永大慈▽シリーズ構成:関根アユミ▽アニメーション制作:ゼロジー

 ◇安田好孝監督のコメント

 除霊、呪い、死……。辛辣(しんらつ)に、それでも人への優しさを忘れない視線で描くヤマシタトモコ先生の世界をアニメーション映像としてご覧いただければ幸いです。作中には「呪い」への誘いとして、ごくありふれたモチーフを散りばめてみました。人が抱く人への思いは、すなわち「呪い」なのです。ミステリアスな青年・冷川理人との出会いで、果たして三角康介クンの日常は「怖く」なくなるのでしょうか……? キャラクターの心象風景に、ビビッドな映像を入れ込む試みにもご注目ください。

 ◇岩永大慈チーフディレクターのコメント

 原作の「さんかく窓の外側は夜」は、それぞれが芯を持った個性豊かなキャラクター、繊細な感情の描写など、多くの魅力を持ったすてきな物語です。ヤマシタトモコ先生が織りなす独創的で魅力ある世界観を大切に、素晴らしいフィルムとなるよう全力を尽くす所存です。最後に、ご覧いただいた視聴者様お一人お一人が、自由な解釈を持って楽しんでいただけるような映像になれば幸いでございます。ぜひともテレビアニメ「さんかく窓の外側は夜」をよろしくお願いいたします。

 ◇シリーズ構成の関根アユミさんのコメント

 一読者としてずっと応援しているヤマシタトモコ先生の作品に、アニメスタッフとして関わることができてとても光栄です! ヤマシタ先生の作品はどれも、一言では表現できないリアルな想(おも)いがたくさん込められています。今回「さんかく窓の外側は夜」の脚本作業をしているさなかも、「自分は今、本当に生身の人間を描いているんだ」と改めて感じさせられる瞬間が何度もありました。作品の中に込められたさまざまな想いを、視聴者の皆様と共有できる日を楽しみにしております。テレビアニメ「さんかく窓の外側は夜」を何卒よろしくお願いいたします!

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