阿部寛さん主演の連続ドラマ「ドラゴン桜」(TBS系、日曜午後9時)。2005年に放送された人気学園ドラマの続編で、阿部さん演じる弁護士・桜木建二のもと、落ちこぼれの高校生たちが東大入学を目指し、東大専科クラスで受験に奮闘する姿を描く。本作では、約1000人からオーディションで選ばれた、東大専科の生徒役キャストが話題を呼んでいる。今回は小杉麻里役の志田彩良さんについて、「ココがすごい!」ポイントを紹介する。
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志田さん演じる麻里は、偏差値70の頭脳を持ち、学園文系トップの成績を誇る女子生徒。しかし、桜木たちには「受験は考えていない」と言い張り、その裏には進学に反対する父親の存在があった……という役どころだ。
第6話(5月30日放送)では、麻里が原健太(細田佳央太さん)の付き添いとして、東大専科の合宿に参加。自身も進学への思いを募らせる中、父に合宿のことがバレてしまい、退学させられそうになる。麻里は父に対し、涙ながらに「みんなと東大を目指したい」と意思を伝え、桜木も父を説得。晴れて麻里は専科への加入を認められた。
これまで麻里は、少しでも進学したいそぶりを見せると父に暴力をふるわれてきた。それに気づいた学園側は麻里を守るために策を講じようとしたが、麻里は父が変わってしまったのは祖父の会社が倒産して苦労したからだと言い、「こんなお父さんだけど私にとっては世界でたった一人のお父さんだから、警察に言わないでください」と泣きながら訴えた。
同話で涙と共に本音をあふれさせた麻里の姿に、感情移入する視聴者が続出。そんな麻里を体現した志田さんに対し、「演技力に引き込まれた」「目が離せなかった」「くぎ付けでした」と反響が寄せられた。
涙のシーンが印象的だった一方、普段の麻里はしっかり者で勝ち気な性格。第7話(6月6日放送)では、プレッシャーに追い詰められる早瀬菜緒(南沙良さん)に「早瀬さん、うじうじしてる暇あるなら練習したら?」と“喝”を入れる場面もあった。
こうした芯の強さを感じさせる麻里だからこそ、“等身大の思い”が見えた涙に視聴者の心がより動かされたのではないだろうか。SNSでも「麻里ちゃんがやっと素直になれた」「強がってる部分がようやくはがれて、本来の小杉麻里に少しだけ戻れたようでよかった」といった声が上がり、「細やかな顔の作り方がうまい」「どの表情もすてき」と感情表現の“振れ幅”も話題となった。
志田さんは現在、「木ドラ24『ゆるキャン△2』」(テレビ東京ほか、木曜深夜0時半)にも出演しており、「ドラゴン桜」とは対照的なふんわりとした雰囲気の斉藤恵那を演じている。視聴者から「まるで別人!」「また全然違う表情がいい」と注目を集める志田さんが見せるギャップに、今後も注目したい。
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