人気アニメガンダムシリーズの劇場版アニメ「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」(村瀬修功監督)が6月11日に公開される。同シリーズの“生みの親”である富野由悠季監督が1989~90年に発表した小説が30年以上の時を経て、ファンにとって待望のアニメ化となった。映像化不可能とも言われてきたが、3DCGによるモビルスーツ(MS)戦など新たな表現で見事にアニメ化した。「虐殺器官」の村瀬さんが監督を務める。
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「閃光のハサウェイ」は、宇宙世紀0105年を舞台に、第二次ネオ・ジオン戦争で苦い別離を経験したブライト・ノアの息子ハサウェイが新型モビルスーツ・Ξ(クスィー)ガンダムを駆って、地球連邦政府に反旗を翻す姿を描く。3部作。
映像化が不可能とも言われてきたのは、Ξガンダムやペーネロペーの形状が複雑で、MS戦の表現が手描きでは難しいのが、理由の一つだった。「ガンダム」シリーズは、手描きのMS戦が魅力の一つにはなっているが、「閃光のハサウェイ」は、3DCGを駆使することで新たな表現に挑戦した。
ビーム音などもこれまでの「ガンダム」シリーズとは変えるなど音響面にもこだわり抜くなど、今だからこそできる最高の映像を目指したという。最高の映像から、富野監督が30年以上前に残したメッセージを受け取れるはずだ。
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