踊る大捜査線:ヒット要因はネットとサブカルの取り入れ? 亀山千広P&本広克行監督が社会現象の裏側語る 

4月17日に配信される「マンスリー・シネマセッション」に出演する本広克行監督(左)と亀山千広さん=WOWOW提供
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4月17日に配信される「マンスリー・シネマセッション」に出演する本広克行監督(左)と亀山千広さん=WOWOW提供

 人気ドラマ「踊る大捜査線」(フジテレビ系)シリーズのプロデューサーを務めた亀山千広さんと、ドラマの演出を手がけた本広克行監督が、WOWOWオンデマンドで4月から毎月配信される新番組「マンスリー・シネマセッション」に、第1弾のゲストとして出演することが4月12日、分かった。ドラマの劇場版シリーズでもタッグを組んできた亀山さんと本広監督が、社会現象を巻き起こした「踊る大捜査線」シリーズの制作秘話を語る。

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 「踊る大捜査線」は、織田裕二さん演じる青島俊作刑事が、警察組織のしがらみに振り回されながらも、犯人逮捕に向けて活躍する姿を描いた刑事ドラマシリーズ。劇場版として、「踊る大捜査線 THE MOVIE」(1998年)、「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」(2003年)、「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」(2010年)、「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」(2012年)の4作品が制作された。

 亀山さんは、「踊る大捜査線」がヒットした要因について「なぜこの作品が当たったのか分からないので、これからの人生で考えたい」と前置きしつつも、「でも、作品の幅が広かったんだと思います。警察の構図の中に、サラリーマンの構図をぶち込んだんですが、当時の警察官は今よりもヒエラルキーなどが厳格だったんです。そういう要素を入れたことと、キャラクターショーという部分もあったと思う」と明かしている。

 一方、本広監督は「『踊る大捜査線』はインターネットやサブカルなどいろいろなムーブメントをどんどんと取り入れていった。それがみんなをどんどんと巻き込んでいったのかなと思います」と語り、インターネット上で映画上映後のスタンディングオベーションを呼びかけたりしたことも話題を呼んだ要因になったのではないかと分析している。

 「マンスリー・シネマセッション」は、毎月、人気映画の制作に関わったクリエーターたちがゲスト出演して、製作秘話などを語る特別番組。亀山さんと本広監督が出演する第1弾は、4月17日午後1時からWOWOWシネマで放送される映画「踊る大捜査線 THE MOVIE」の放送終了後に、WOWOWオンデマンドで配信される。

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