俳優の小芝風花さんが主演し、2023年に放送されたNHKのBS時代劇「あきない世傳 金と銀」のシーズン2が、NHK BSとBSプレミアム4Kで2025年春に放送されることが明らかになった。

あなたにオススメ

非合法なのに幕府はなぜ黙認　「べらぼう」蔦重の時代の風俗ビジネス

　「あきない世傳 金と銀」は、江戸時代中期を舞台に、汗をかき、知恵を絞って商いを成功させる庶民の姿を、多彩な風俗を絡めながら明るくいきいきと描いた作品。シーズン1では、主人公の幸（小芝さん）が五鈴屋の六代目店主・智蔵（松本怜生さん）と夫婦となり、経営の傾いた五鈴屋を立て直す起死回生の策として 「浜羽二重」を正月から売り出すところまでが描かれた。

　シーズン2は、シーズン1の直後から描かれ、大成功を収めた「浜羽二重」に、「うちの手代が横領したものだ」と難癖をつける真澄屋（山西惇さん）が現れる。また、幸と智蔵は店を拡張し、五鈴屋先代からの夢であった江戸出店を果たすが、悲しい出来事が幸を幾度も襲うことになる。全8回予定。

　小芝さんは「この1年間で、本当にたくさんの方に『続きが見たい』と声をかけていただきました。この作品を待っていてくれる方が大勢いる。 その中でこうしてシーズン2をお届けできることが、本当に幸せです」とコメントし、『買（こ）うての幸い、売っての幸せ』を信条に、知恵を絞り切り開いていく幸を、五鈴屋の皆を、楽しみに待っといとくれやす」と呼びかけた。

　脚本は、前シーズンから引き続き山本むつみさんが手掛ける。長澤樹さん、朝倉あきさん、いしのようこさん、内藤理沙さん、八嶋智人さん、舘ひろしさんらが続投し、泉澤祐希さんが新たに加入する。