リコカツ:北川景子×永山瑛太のキャスティングにこだわり「丸2年待った」 ドラマPの“実体験”からスタート

女優の北川景子さん主演で、俳優の永山瑛太さんが出演する連続ドラマ「リコカツ」のワンシーン(C)TBS
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女優の北川景子さん主演で、俳優の永山瑛太さんが出演する連続ドラマ「リコカツ」のワンシーン(C)TBS

 女優の北川景子さん主演で、俳優の永山瑛太さんが出演する4月16日スタートの連続ドラマ「リコカツ」(TBS系、金曜午後10時)の取材会がリモートで行われ、植田博樹プロデューサーらが出席。ドラマは、北川さん演じる主人公が、離婚に向けて活動する姿を描くラブストーリー。植田さんは、北川さん、永山さんのキャスティングにこだわったといい「丸2年ぐらい、お二人のスケジュールが合うのを待ちました」と明かした。

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 ◇離婚からはじまるラブストーリー

 「リコカツ」は、「ギルティ~この恋は罪ですか?~」(読売テレビ・日本テレビ系)などの脚本を担当した泉澤陽子さんのオリジナル作品。咲(北川さん)は、大手広告代理店勤務だった父と“美魔女モデル”と呼ばれる母を持ち、自由な家庭で育った正直な女性。一方、紘一(永山さん)は厳格な自衛官一家で育った堅物人間。そんな正反対な性格の2人が運命的な出会いを果たし、交際ゼロ日でスピード結婚したものの、生活習慣の違い、結婚生活に求める価値観の違いが原因で離婚を決意。しかし、家族や職場、友人らから盛大に祝福され、周囲に離婚の決意を切り出せず、水面下で“リコカツ”を始める……。

 この日の取材会には、泉澤さん、吉藤芽衣プロデューサーも出席した。今作の企画のはじまりについて、植田さんは「今からさかのぼること3年前ぐらいに、お恥ずかしい話なんですけど『うちは離婚あるのかな?』と家族で話をしていたことがあって。そんな中、『ゼロ日婚の人が、即離婚する』というニュースを見たときに、離婚からはじまるラブストーリーを考えた」と実体験からのスタートだったと振り返る。

 自身も既婚者である泉澤さんは、「日本でも3組に1組に離婚する、と言われているぐらいなので、(離婚は)身近なことなんだろうな」と話しながら、「誰もが身につまされつつ、身近に感じられるテーマとして、それを面白おかしくドラマにできるんじゃないか」と振り返る。脚本については、「コメディーっぽいところが好きなので、いっぱい入れていきたいなっていうのはあって。ラブストーリーなのでキュンとするところは大事にしつつ、そのバランスは気をつけています」と話す。

 ◇北川景子は「本音をバサバサ言っても許される」 永山瑛太は「すごく男っぽい」

 「美女役を北川さん、瑛太さんが野獣をやるというのがすごく面白いなというところが、プロデューサーとしてこだわっていたところ」と話す植田さん。北川さんの起用理由については、「(発言は)強気だけど寂しい……みたいな所や、本音をバサバサ言っても許される感じを描ける所。(北川さんが出演したドラマ)『家売るオンナ』(日本テレビ系)のときにもそうでしたが、この人がバッと言ったらすごく説得力があるな、という女優さんはなかなか他にいないと思っていて」と説明する。

 一方、永山さんについては、理屈っぽく神経質で、時折デリカシーのない発言をする……というキャラクターを永山さんが演じた「最高の離婚」(フジテレビ系)を引き合いに出し、「あのキャラクターとは真逆のキャラをやりたいと思っていて」と話す。ドラマ「オレンジデイズ」(TBS系)で永山さんと仕事をした経験がある植田さんは、「瑛太さんはすごく男っぽいんですよ」と印象を語る。

 「『SPEC』(同)のとき、加瀬亮さんを起用したときの発想に似ているんですけど、見ているお客さんからすると『初めてのキャラクター』というような感じで、男っぽいところをドラマで生かせないかな?」と考えたと振り返っていた。

 「とにかく北川景子さんと瑛太さんのお芝居が本当に面白いんですよ!」とアピールする植田さん。主題歌は、シンガー・ソングライターの米津玄師さんの書き下ろしの新曲「Pale Blue」で、初回放送で解禁されるということで、「米津さんのラブソング、ご期待ください。本当にいい映像と一緒に流れて、僕も胸がいっぱいになりました」と呼びかけていた。

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