俳優の中村蒼さんが、俳優の福士蒼汰さん主演の「ドラマスペシャル『神様のカルテ』」(テレビ東京系)に出演することが2月2日、分かった。中村さんは、NHK連続テレビ小説「エール」の終了後、初のドラマ出演。今作では、福士さん演じる主人公・栗原一止の同期で、大学時代から数少ない友人でもある優秀な血液内科医役を演じる。第2夜、第3夜に登場する。
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ドラマは、「24時間・365日対応」で慢性的に医師不足になっている本庄病院が舞台。中村さんが演じるのは、その病院に赴任してくる進藤辰也。学生時代は「医学部の良心」とも呼ばれ、医学部を首席で卒業するほど優秀な男。東京の病院に勤めていた優秀な医師が赴任し、本庄病院のスタッフたちも喜ぶが、辰也の言動には不可解な点が多い。妻と娘がいる辰也は、「患者を救うために、家族を犠牲にしてもいいのか?」と自問自答していて、という設定。
出演について、中村さんは「僕が演じる進藤辰也が登場する2話はさまざまな愛が軸となっています。今作を見てどうしても忘れがちになってしまう自分の周りにあるささやかな愛に気がつく人がいてくれると幸いです。そして辰也と一止の間に"良心に恥じぬということだけが我々の確かな報酬である"という言葉が出てきます。何が正しくて何が間違っているかが問題ではなく自分にうそをつかずに生きられるかが大切なんだと僕はこの2人から教わりました」と語っている。
このほかに、第2夜ゲストとして高橋ひとみさん、藤井美菜さん、大橋彰さん(アキラ100%)、品川徹さんが出演。坪倉由幸さん、山崎銀之丞さん、黒田大輔さん、実咲凜音さんらが第二夜以降に出演することも発表された。
「神様のカルテ」は、夏川草介さんのベストセラー小説「神様のカルテ」(小学館)シリーズが原作。2011年と2014年には櫻井翔さん主演の映画が公開された。ドラマは長野県・松本が舞台。「24時間、365日対応」の地方病院で働く風変わりな医師が、患者や恩師との別れ、地方医療の現実を経験し、「良い医者とは何か?」を模索する軌跡を描く。全4話。初回は2月15日午後8時から放送。
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