俺の家の話:“息子”長瀬智也、“父”西田敏行のやりとりに涙… 「奥が深い」「親の介護問題、考えさせられた」の声も

人気グループ「TOKIO」の長瀬智也さん主演の連続ドラマ「俺の家の話」の第1話のワンシーン(C)TBS
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人気グループ「TOKIO」の長瀬智也さん主演の連続ドラマ「俺の家の話」の第1話のワンシーン(C)TBS

 人気グループ「TOKIO」の長瀬智也さん主演の連続ドラマ「俺の家の話」(TBS系、金曜午後10時)の第1話が1月22日、放送された。脚本家の宮藤官九郎さんのオリジナル作品で、ラストでは、長瀬さん演じるプロレスラーの主人公・観山寿一が、西田敏行さん演じる父・寿三郎の体を洗う場面が描かれた。視聴者からは、「親の介護問題、いろいろ考えさせられた」「なかなか奥が深いぞ、『俺の家の話』」「涙なしじゃ見れないぜ いろんな感情あふれる」などの反響があった。

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 「俺の家の話」は、宮藤官九郎さんが脚本を担当。現役プロレスラーの観山寿一(長瀬さん)と謎の女性介護ヘルパー・志田さくら(戸田恵梨香さん)が、能楽の人間国宝で主人公の父・観山寿三郎(西田さん)の介護と遺産相続を巡って激しいバトルのゴングを鳴らす……という展開。

 第1話では、20年以上前に家を出て、今はベテランプロレスラーとなった寿一の元に、重要無形文化財「能楽」の保持者である父・寿三郎危篤の知らせが飛び込んでくる。急いで病院に駆け込んだ寿一は、久しぶりに会った弟の踊介(永山絢斗さん)と妹の舞(江口のりこさん)から、一昨年に寿三郎が脳梗塞で倒れたことを聞かされる。

 別れのあいさつは2年前に済ませたと、遺産や相続の話を始める弟妹に激高する寿一。そして寿一は、二十八世観山流宗家を継承すべく、プロレスラーを引退することを決めるのだった。そんな中、寿三郎は退院。一門の幹部、家族を前に、デイケアサービスで寿三郎の担当ヘルパーだった志田さくらと結婚すると言い出す。あっけにとられる寿一ら家族をよそに、自身の余命とすべての遺産をさくらに相続すると告げ……という内容だった。

 長瀬さんと宮藤さんが同局の連ドラでタッグを組むのは、2000年4月期の「池袋ウエストゲートパーク」、2005年4月期の「タイガー&ドラゴン」、2010年7月期の「うぬぼれ刑事」に続き、11年ぶり4回目。令和初タッグとなる。上記3作品すべてを手がけてきた磯山晶さんが、チーフプロデューサーを務める。

 ドラマが始まる前に行われた合同インタビューで、宮藤さんは、介護というテーマについて、「誰もが直面する問題なのに、その割には、ドラマで扱われることは少なかったように感じる。これから絶対にみんなが直面する問題だから、逆になんで今まで少なかったんだろうな?というところから入った」と振り返り、「今まで長瀬くんと磯山さんで作ってきたドラマのテイストで“介護”を扱えたらいいな」と明かしていた。

 ツイッターでは、「#俺の家の話」が3位となるなど、盛り上がりを見せた。SNSでは、「テンポ良いから尚更軽そうに見えるんだけど、実は奥が深いホームドラマ、大好きです」「軽やかに見せてとんでもなく重い」「最後は涙がこぼれてしまった」「冒頭からさんざんフザケ倒しておいて、認知力のくだりで一気に刺して来た。介護される側の感情を置き去りにしてた自分にハッとさせられた」などの感想が書き込まれていた。

 「『俺の家の話』、最初から最後まで涙が止まらなかった。『タイガー&ドラゴン』、『うぬぼれ刑事』を経て、ほんと集大成。すごいもの見てるって、思えるドラマ」という意見も上がっていた。

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