俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)に森蘭丸役で板垣瑞生さんが出演することが分かった。森蘭丸は歴史ファンにはおなじみの織田信長(染谷将太さん)の近習で、「本能寺の変」で信長と共に命を落としたとされる人物。板垣さんは「クライマックスの『本能寺の変』は、本当にこれ以上ないものにしたいと思いながら演じました。信長を一番近くで慕っている人から見ると、信長ってこのように見えるんだな、本当にかっこよかったんだなと、僕の演技から視聴者の皆さんに感じていただけるとうれしいです」とコメントを寄せた。
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板垣さん演じる森蘭丸は最終回の一つ前の第43回から登場する。同局の大河ファンタジー「精霊の守(も)り人」シリーズや昨年の連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」に出演してきた板垣さんは、「以前『精霊の守り人』でお世話になった方々が、今回『麒麟がくる』のスタッフさんの中に何人かいらっしゃったこともあり、『エール』を撮影していたときはスタジオが隣だったので本当は見に行きたかったのですが、なかなか行くことができませんでした。少しでも良いから出演したいなと思っていたところだったので、すごいご縁だなと思いました」と明かしている。
また「森蘭丸は、信長の背中を一番近くで見ている人で、実際に僕も染谷将太さん演じる信長を後ろからずっと見ています。今と違って当時は太陽の光しかない世界ですから、その太陽の光を全身に浴びてかっこいい人、『太陽を味方につける人』が天下を取っていくんだなと思いながら演じていました」と振り返ると、「蘭丸は信長を献身的に支えます。信長をすごく怖がっていますが、信長に憧れて背中を追いかけ、信長が一番幸せでいられる状態を作ってあげたいと思っている、若さあふれる人物として今回演じさせていただきました!」と語った。
「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。ドラマでは謎めいた明智光秀の前半生にも光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く。放送は残り3回で、2月7日に最終回を迎える。
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