麒麟がくる:佐々木蔵之介“秀吉”「中国大返し」を予告? 備中高松から「駆け足で帰る準備はできている」

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」で羽柴秀吉を演じている佐々木蔵之介さん (C)NHK
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NHK大河ドラマ「麒麟がくる」で羽柴秀吉を演じている佐々木蔵之介さん (C)NHK

 2021年の初回となる1月3日放送の第39回「本願寺を叩(たた)け」を含めて残り6回となった2020年のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)。物語は「本能寺の変」まであと7年のところまで来ていて、羽柴秀吉役の佐々木蔵之介さんは、「僕の方はいつでも、備中高松から駆け足で帰る準備はできていますが」と笑顔でコメントしている。

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 佐々木さんは「明智光秀役の長谷川博己さんをはじめ、多くの共演者と、藤吉郎から始まり、木下藤吉郎、羽柴秀吉と、ゆっくりと役を積み上げながら演じさせていただいたことはとても幸せでした」と振り返り、「『麒麟がくる』では、本能寺の変に至るまで丁寧に描かれています。自分の出演していないシーンを鏡前や楽屋のモニターで時々見ていましたが、『そりゃ光秀もそうなるよな』『そしたら上様もああなるわな』といろいろおもんぱかること多かったです」と印象を明かす。

 また「秀吉は“光秀の最大のライバル”とうたわれてきましたが、個人的にはライバル視のようなものはありませんでした。価値観や手段が違っただけで、あくまで同じ“織田家臣”だと。だから、本当は僕は好きなんですけど……こればっかりは。史実や台本がそうさせてはくれなかったです」と笑う佐々木さん。

 「そんな大好きな光秀を演じられた長谷川さんの存在は、スタッフ、キャスト、全員の励みでした。どんなにピンチのときも、真ん中で真っすぐ立ってくれていました。困難な状況の中で撮影できたこと、そして間もなく完走できることに、今は感謝しかないです。楽しみにしてくださる視聴者の皆さまの応援が大きな力でした。間もなく終わってしまうのが寂しくもありますが、見たことのない戦国時代のドラマになっていると思います。最終回までぜひご期待ください」と語った。

 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。ドラマでは謎めいた明智光秀の前半生にも光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く。

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