俳優の窪田正孝さんが主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」が10月29日、クランクアップを迎えた。昨年9月にクランクインし、新型コロナウイルス感染拡大の影響による2か月半の休止期間を乗り越え、約13カ月にわたる撮影を終えた窪田さんは「主人公・裕一の人生を駆け抜けました!」と語った。
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「昨年の9月に撮影を始めて、学生服を着て撮影していたのが、昨日のことのように思えてなりません。まだ、終わった気がしないのですが、これから寂しさがくるのかな。1年間、朝ドラの主人公を演じたことで(二階堂)ふみちゃんをはじめとする共演者、スタッフの皆さんとのすてきな出会いをいただき、今後の財産になりました! まだまだ『エール』には、ご覧いただきたいすばらしいシーンがたくさん出てきますので、最後までエールをよろしくお願いします」と話していた。
制作統括・土屋勝裕チーフプロデューサーは、「窪田正孝さん、13カ月の長期の撮影を、座長としてスタッフ・キャストを引っ張ってきてくださって、本当にありがとうございました! 通常の撮影でも大変なのに、コロナ禍で撮影が中断、途中再放送でしのぐことになるという前代未聞の状況を乗り越えることができたのは、窪田正孝さんをはじめとするキャストの皆さんの熱意、そして『エール』に“エール”を送ってくださった視聴者の皆さんのご支援のおかげです。心より感謝申し上げます」とコメント。
さらに「コロナ禍でさまざまな困難に多くの方が直面している今ですが、互いに“エール”を送りあって支えあいながら乗り越えていけることを願っています。ドラマは、最後のクライマックスに向けまだまだ波瀾(はらん)万丈です。裕一と音、そして仲間たちの行く末を最後まで見守っていただければ幸いです」と視聴者に呼びかけていた。
「エール」は、昭和という激動の時代に、人々の心に寄り添う曲を数々生み出した作曲家・古山裕一と、裕一の妻で、自らも歌手になる夢を追い続ける音(二階堂さん)の、音楽と共に生きる夫婦の物語。
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