藤原大祐:「めちゃめちゃかわいい」と話題 「おじカワ」で注目の新人俳優 「最終目標はハリウッド」

ドラマ「おじさんはカワイイものがお好き。」に出演する藤原大祐さん
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ドラマ「おじさんはカワイイものがお好き。」に出演する藤原大祐さん

 ドラマおじさんはカワイイものがお好き。」(読売テレビ・日本テレビ系、木曜午後11時59分)で、眞島秀和さん演じる小路のおい・仁井真純役を演じている藤原大祐(ふじわらたいゆ)さん。デビューしてから半年足らずという新人だが、SNSでは「あの子は誰!?」「めちゃくちゃ可愛い」などと注目を集めている。2歳半からピアノを習い、歌うのも「大好き」で、音楽活動にも興味があるという藤原さんは、「最終目標はハリウッド。エンターテイナーとして皆さんに影響を与えられる人になりたい」と夢を語る。藤原さんの素顔とは。

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 ◇地上波連ドラ初レギュラーに抜てき

 ドラマは、ウェブマンガ誌「COMICポラリス」(フレックスコミックス)で連載中のツトムさんの同名マンガが原作。バツイチで容姿端麗、渋くて紳士的、仕事もできる“イケオジ”の営業部課長・小路三貴(おじ・みつたか、眞島さん)は、犬のキャラクター「パグ太郎」を癒やしとしている。見た目とのギャップがありすぎる秘密を、致命的な機密のように抱えて葛藤しながら生きる小路と、周囲の人間たちのやり取りを描く。

 藤原さんは、2003年10月5日生まれ。東京都出身。身長175センチ。特技は、歌、ダンス、ジャズピアノ。サッカー経験があり、現在の趣味はフットサル、キックボクシング。「(キックボクシングでは)プロの選手が減量のときにやるような、きついトレーニングを普段からやっていて。ストイックに自分を追い込むのが大好きなんです(笑い)」と話す。好きな食べ物は、「餃子、すし、焼き肉」という16歳だ。

 初回放送後に取材に応じてくれた藤原さん。「連ドラのレギュラーも初めてなのに、メインキャストで出られることになって。自分が出た作品が直接お客さまに届いて、すごくうれしく思いました。興奮しました」と笑顔を見せる。

 藤原さん演じる真純は、親の仕事の都合でアメリカで育ったが、日本の大学に通うため帰国。住居が見つかるまで小路の家に居候することになる。実は少女マンガ家志望で、SNSでの連載は一定の人気を得ているが、まだその夢を人に話す勇気が持てない……という役どころだ。

 原作ではすっとした大学生の真純だが、監督との話し合いの結果、ドラマでは「中学生くらいのテンションにしよう」となった。「かなり可愛い要素が多い」と話した藤原さんは、「僕の中では真純って結構ポジティブ。少しネガティブな事象があっても、次のポジティブを考えるというか、それもポジティブの一環にしちゃうところがあって。そういうところが真純にすごく近いなと思って、僕の中の引き出しから探してやりました」と印象を話す。

 藤原さんにとって最初のカットは、真純が「ごめんねーおじさん、お母さんがいろいろ間違えていたみたいで」と言いながら、小路の家に初めて入るシーンだった。「最初は(ドラマ撮影の)スピード感に驚きましたね。これは乗り遅れるんじゃないかなと不安になるくらい早かったんですけど、負けじと食らいつくようにしていった。途中からはなんとなく波に乗れるような感じになって、楽しめました」と振り返る。

 そんな藤原さんの起用理由について、ドラマを手がける小島祥子プロデューサーは「『栄光ゼミナール』のCMに出られているの見て、『この子、真純くんだな』って直感がありました」と明かす。

 また、藤原さんの撮影初日の様子について、「新人の子なのでどうなるかって(スタッフ)みんながうかがう中、全然物おじせず、監督や眞島さんとも『僕はこう思うんだ』って話をするんです。そこで『ただものじゃない』って感じになりました(笑い)」と明かす。また、「ものすごく画面映えもするので、『これはきますね』ってみんなで言っていたんですよ」と手応えを感じたと明かす。

 「新人とは思えない」と続けた小島さんは、「スタッフのおじさんたちがモニターを見ながら、ずっと彼を褒めていて。『ほんとにきれいな顔だ』って(笑い)。これからもどんどんどんどん活躍されるんじゃないですかね」と期待感を示す。

 ◇事務所の先輩・神木隆之介も太鼓判

 デビューするまで、相当な数のスカウトをもらってきたという藤原さん。「3歳のときに、(所属事務所の)アミューズからスカウトをいただいたこともありました。中学生になってからは、ありがたいことにたくさんいただいた。中学3年生のときは一番多くて週に10回とか……」と明かす。

 「もともと芸能界に入ろうと思っていなかった」という藤原さんだが、母親が、藤原さんの写真を知人に見せたことがきっかけとなり、あるオーディション会場に呼ばれたという。「(オーディションで)初めてお芝居をしたときに楽しいなと思って。チャンスがあって、アミューズに所属させてもらうことになって」と振り返る。

 そんな藤原さんに、目標とする人はいるかどうかを聞いてみると、「憧れる方や、尊敬する方はたくさんいるんですけど、とらわれたくない。『誰々みたいだよね』っていうよりかは、『藤原大祐だよね』っていうか。自分だけのジャンルでいたいなというのがあって」と話す。

 事務所の先輩である神木隆之介さんからは、「大祐は本当に面白くて、良い意味でとげがある。そのままとげを残したまま、まっすぐ大きく成長してほしい」と声をかけてもらったのだという。「(神木さんは)期待する新人で僕の名前を挙げてくださって、本当にうれしかった。『藤原大祐から刺激をもらった』とおっしゃってくださったので、だったらこれからも負けてられないなと思いました」と話す。

 ◇座右の銘は「実るほど頭を垂れる稲穂かな」

 音楽に「かなり興味ある」という藤原さんは、「2歳半からピアノをやっていて、途中でジャズピアノに切り替えて、今もやっている」と明かす。最近ハマっているアーティストは、シンガー・ソングライターの藤井風さんだという。エンターテインメントが大好きといい、一番好きな映画は「レザボア・ドッグス」(クエンティン・タランティーノ監督)だ。

 日本のテレビドラマでは、2018年10月期に放送された福田雄一監督が手がけた「今日から俺は!!」(日本テレビ系)を挙げて、「本当に面白くて。そのとき事務所に入っていなかったんですけど、伊藤(健太郎)さんの髪の毛をまねしていました(笑い)」と明かす。「今回コメディーをやっていて、ホントに現場が楽しくて。いつか福田監督の作品に出てみたいです」と目標を語った。

 「夢は無限大ですし、人生は一回しかないので、後悔したくない。やりたいことは全部やっていきたい」と意欲的に話す藤原さん。座右の銘は、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」だという。

 「昔から運が良くて、物事がうまく進む。そのたびにポジティブなのか、調子に乗りやすくて。そういうときにこの言葉を思い出して、ちゃんと謙虚に、すべてのことに感謝しながら、まわりの人に支えられているから、そのことが起きていることを、ちゃんと実感して生きていくことが大事だなと思っている。エンターテイナーはファンがいないと成り立たないので、みなさんに感謝をしながらやっていけたらなと思っています」。

 最後に、視聴者に向けて「最後までドラマを楽しんでいただきたいです。これからも僕はどんどんどんどん成長していきますので、これからも応援よろしくお願いいたします! ついてきてくださいね!」と呼びかけた。

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