今週の激推シネマ：「糸」菅田将暉＆小松菜奈3度目の映画共演　「2分の1の魔法」ピクサーらしからぬ意外な結末が！

　今週公開される映画からMANTANWEB編集部の“激推し”作品を紹介する「今週の激推シネマ」。今回は、8月21日に公開された俳優の菅田将暉さんと女優の小松菜奈さんのダブル主演映画「糸」（瀬々敬久監督）、ディズニー＆ピクサーの最新劇場版アニメ「2分の1の魔法」（ダン・スキャンロン監督）を“激推し”する。

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　映画「糸」は、歌手の中島みゆきさんの名曲「糸」をモチーフとした映画。平成元年に生まれた男女2人の平成から令和を迎えるまでの31年間を、名曲「糸」に乗せ描くラブストーリー。菅田さんと小松さんは、「ディストラクション・ベイビーズ」「溺れるナイフ」に続き、今回が3度目の映画共演となる。

　13歳のときに北海道で出会った高橋漣（菅田さん）と園田葵（小松さん）の2人を中心にした巡り合いの物語。特に葵の人生は東京、沖縄、シンガポールと巡り巡って、人生の浮き沈みが激しくドラマチックだ。最後は本当に信頼できる人とのつながり、絆の大切さを改めて実感させられる。

　「2分の1の魔法」は、かつて魔法があふれていたが、技術が進歩したため魔法が消えかけてしまった世界が舞台。内気な少年イアンと、陽気な兄のバーリーが、亡き父に会いたいという願いをかなえるため、足だけよみがえった父を完全に復活させるために魔法を探す旅に出る……というストーリー。日本語版では、イアンを志尊淳さん、バーリーを城田優さんが務める。

　イアンはとてもシャイで自分に自信がない普通の少年で、バーリーは自信にあふれ好奇心旺盛な性格。正反対な2人が、父親を復活させるために協力し合い、互いの理解を深めていく姿はとても感動的だ。父親と子どもたちの関係は、スキャンロン監督の幼いころの実話をベースとしており、「パーソナルな物語を作りたかったんだ」と公言している。ピクサー作品らしからぬ、意外で感動的な結末が待っている。