10月31日から「第33回東京国際映画祭」が開催されることになり、ワールドプレミアやアジアンプレミアの作品を中心に、個性豊かな監督がメガホンをとった新作の披露を観客と共に祝福するショーケース部門「TOKYOプレミア2020」が設置されることが8月6日、分かった。
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「TOKYOプレミア2020」は、昨年まで実施されていた「インターナショナルコンペティション」、アジアの新鋭監督を集めた「アジアの未来」、日本映画の気鋭作品をそろえた「日本映画スプラッシュ」の3部門を一つの部門に統合。さまざまな賞を競う形ではなく、その中の全作品を対象に観客が投票する“観客賞”という形で実施される。従来のコンペ3部門の選定視点を残し、30本程度のプログラムを予定しているという。
作品を選定するメンバーは、早稲田大学・名誉教授の安藤紘平さん、東京国際映画祭シニアプログラマーの石坂健治さんと矢田部吉彦さん、映画プロデューサーの市山尚三さん、映画ジャーナリストの金原由佳さんと関口裕子さんの6人。
東京国際映画祭は、1985年にスタートし、今年で33回目を迎えるアジア最大級の映画祭。今年は10月31日~11月9日に東京・六本木ヒルズ(港区)や「EX シアター六本木」(同)などで開催。今年は新型コロナウイルスの影響を受けているものの、東京国際映画祭では「映画を観(み)る喜びを再認識し、映画の未来への希望の光を灯(とも)す」「映画を通じて国際的な連帯を強める」「コロナ後の映像文化についての考察を深める」という目的を掲げ、「映画館でのフィジカルな上映を基本として実施したいと考えている」という。シンポジウムやゲストのトークイベントなどはオンラインを活用していく。
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