「月刊少年マガジン」(講談社)で連載中の恵口公生さんのマンガ「キミオアライブ」のコミックス第1巻の売り上げが急増したことが明らかになった。第1巻はコロナ禍の4月に発売され、当初は売り上げが厳しく、連載終了の危機を迎えたという。作者の恵口さんがツイッターを活用して起死回生を図ったところ、7月時点でのコミックス第1巻の書店の売り上げが、4月と比較して約3.5倍に急増。ネット書店のアマゾンの売り上げが約5倍、kindleの電子書籍が約6倍になるなど売り上げを大きく伸ばした。
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恵口さんは5月30日、自身のツイッターで「コロナによる緊急事態宣言下で、新人漫画家が単行本1巻を出した話」を投稿。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で休業、営業時間を短縮した書店が多かったこともあり、コミックス第1巻の売り上げが厳しく、編集部から連載があと数話で終了することを告げられた……と告白した。このツイートが話題になり、以降もツイッターを活用して、同作のキャラクターを紹介したり、マンガを発表するなど起死回生を図った。
結果として恵口さんのツイッターのフォロワー数は、約4倍に増え、コミックスの売り上げも急増した。担当者によると「2巻が出る8月までに、ツイッターを死に物狂いで頑張ろうとお互いを励まし合いました」といい、その努力が結実したようだ。
「キミオアライブ」は、やりたいことが多すぎる高校1年生・長谷川君生がユーチューバーとなり、誰かの勇気になるために奮闘する姿を描いている。7月20日から講談社のマンガアプリ「マガポケ」で第1~2話を無料公開。アプリをダウンロードして、チケットを手に入れれば、第3話まで無料で読むことができる。
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