玉木宏:主演ドラマ「竜の道」7・28スタート 「放送できる喜びを感じています」

7月28日から放送される連続ドラマ「竜の道 二つの顔の復讐者」のワンシーン=カンテレ提供
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7月28日から放送される連続ドラマ「竜の道 二つの顔の復讐者」のワンシーン=カンテレ提供

 放送が延期されていた俳優の玉木宏さん主演の連続ドラマ「竜の道 二つの顔の復讐(ふくしゅう)者」(カンテレ・フジテレビ系、火曜午後9時)が、7月28日にスタートすることが分かった。新型コロナウイルスの影響で、4月上旬から撮影が休止していたが、6月に再開。初回は2時間スペシャルで放送され、主演の玉木さんが見どころや撮影が休止された2カ月間について、現場の様子などを語った。

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 ドラマは、2015年に亡くなった白川道さんの未完の小説「竜の道」(幻冬舎)が原作。主人公の竜一、竜二の双子の兄弟は小さな運送会社を営む吉江夫妻に養子として引き取られ、その後、夫妻の間に生まれた妹の美佐と共に、5人家族として仲良く暮らしていた。しかし、竜一と竜二が15歳のとき、事業拡大を進める運送会社社長の霧島源平が両親を死に追いやる。顔も名前も変え、裏社会に身を投じていく竜一と、運送会社を監督する国土交通省のエリート官僚として権力を掌握していく竜二が霧島に復讐していく姿を描くサスペンス。竜一は玉木さん、竜二は高橋一生さん、美佐は松本穂香さん、霧島は遠藤憲一さんが演じる。

 玉木さんは、初回2時間スペシャルについて「当初予定していた第1話と第2話がドッキングし、さらにアレンジを加えた形ですが、竜一が過ごしてきた時間を心情と共に見せられるので、ただの足し算ではない魅力が増えたと思います。より豪華な内容でお届けできることになり、良かったと思います」と見どころを語る。

 また、撮影が休止されていた2カ月間について、「ドラマ自体がどうなるのか分からなかったので、こうして撮影再開できたことを本当にうれしく思いながら演じています。連ドラ中に2カ月空くのは不思議な時間でした」と話し、「現場に入ってみれば自然と体は反応するものだと思いました。今回は休止期間に全話の台本が出来上がってきて、全てそろって撮影することはなかなかないので、僕たちで面白い台本に肉付けをしながらゴールに向かえればいいなと思います。まずは、無事に撮り終えることが目標です」と語る。

 撮影では、本番以外でのフェースガードの着用や一定時間ごとの消毒の徹底がされている。「ある程度は窮屈ですが、これが今の普通なのだと思います」と話す玉木さんは、「これから暑い時期に入りますが、フェースガードや消毒など、できることは徹底してやらなければいけないと思いますし、放送が延期になって『いつ放送されるのだろうか』と楽しみにしていた視聴者の方もいると思うので、最後まで健康に注意しながら責任をもって届けたい」と意気込んでいる。

 さらに、「自粛期間中もエンターテインメント、テレビドラマはすごく必要なものだと僕自身思いましたし、やはり、僕らも皆さんにそれをお届けすることを止めたくないので、ちゃんと放送できる喜びを感じています。本当に窮屈で大変な生活を強いられている方がたくさんいらっしゃると思いますが、純粋にこの『竜の道』の世界観を楽しんでいただきたいと思います」と呼びかけた。

 「竜の道 二つの顔の復讐者」の初回2時間スペシャルは、7月28日午後9時から放送。再開後に撮影した映像が加わった特別映像も公開された。

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