エール:“鉄男”中村蒼が語る希穂子との恋と「福島行進曲」 「彼の決断にご注目ください」

NHK連続テレビ小説「エール」に村野鉄男役で出演している中村蒼さん (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「エール」に村野鉄男役で出演している中村蒼さん (C)NHK

 窪田正孝さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」(総合、月~土曜午前8時ほか)に、主人公・古山裕一(窪田さん)の幼なじみ・村野鉄男役で出演している中村蒼さん。第9週「東京恋物語」では、鉄男のはかなく切ない恋が描かれた。鉄男は東京にいると聞き、捜してきた元恋人の希穂子(入山法子さん)と、音(二階堂ふみさん)が働くカフェーで再会するも、冷たい態度をとられてしまう……。福島の料亭で出会い、かつて一緒に暮らしていた希穂子を、今も思い続けるいちずな鉄男を演じた中村さんは、「鉄男と希穂子が福島で暮らしていた頃の回想シーンはすごく幸せそうですよね。その後、2人が別れてしまったことを知りながら演じていたので、その分余計に切なくなりました」と振り返っている。

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 一方、第9週「東京恋物語」では、鉄男が書いた詞に、裕一がメロディーを付けた「福島行進曲」がレコードとして発売されることに。「『福島行進曲』は裕一との初めての曲です。子供の頃からの夢が十数年の時を経てかなう奇跡的な出来事です。大事な人と大事な故郷を思い描きながらできた曲。まさに2人にしか作れない唯一無二な作品だと思います」と中村さんは曲への思いを語っている。

 さらに中村さんは、「今週は、裕一を励ます側だった鉄男が、希穂子との恋に悩んで弱気になったり、お酒を飲み過ぎて泥酔してしまったりと、新たな一面が描かれました。恋の行方はもちろん、作詞家としての一歩をどう踏み出すのか、彼の決断にご注目ください」と視聴者にメッセージを送っていた。

 「エール」は、昭和という激動の時代に、人々の心に寄り添う曲を数々生み出した作曲家・古山裕一と、裕一の妻で自らも歌手になる夢を追い続ける音の、音楽と共に生きる夫婦の物語。

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