窪田正孝さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第35回が5月15日に放送され、新型コロナウイルス感染症のため3月29日に死去した志村けんさんが演じる小山田耕三と、窪田さん扮(ふん)する主人公・古山裕一の初対面が描かれた。
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第35回は、自分の契約が小山田(志村さん)の推薦で決まったことを知った裕一(窪田さん)。ある日、サロンで偶然、小山田を見かけると、意を決して話しかけるが、改めて自分がまだ曲を出せていない現実に直面する。早く結果を出さないと小山田の顔に泥を塗ることになると、とりつかれたように仕事に没頭する裕一だったが……という展開だった。
志村さん演じる小山田は、日本を代表する西洋音楽の作曲家。裕一は「お……、小山田先生。は……、初めまして。こ……、古山裕一です。わ……、わたくし、幼少の頃から先生……、先生の本で、音楽の勉強を……」「あ……、ありがとうございました! い……、いつか、あの……、先生と同じ(西洋音楽の)青レーベルで音楽を書かせていただけるよう、し……、精進してまいります!」と、しどろもどろになりながら小山田に話しかける。
すると小山田は、裕一にゆっくりと近づき「古山君、(流行歌の)赤レーベルでは、どんな曲を出したのかな?」「君は赤レーベル専属の作曲家だよね? うん?」と質問。答えに詰まる裕一を一瞥し、その場を去る。
志村さんの貫禄のある演技に対し、SNSでは「志村けんの重鎮感たるや……」「志村けんさんがすんごい風格なのよね」「笑いなしでこういう威圧的な演技も出来るんだな」「志村師匠の威圧のオーラ! これが重鎮」「小山田耕三、すげえ存在感、威圧感。裕一と一緒になって緊張してしまった」と絶賛する言葉が並んだ。
「エール」は、昭和という激動の時代に、人々の心に寄り添う曲を数々生み出した作曲家・古山裕一と、裕一の妻で自らも歌手になる夢を追い続ける音(二階堂ふみさん)の、音楽と共に生きる夫婦の物語。
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