俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第12回「十兵衛の嫁」が4月5日に放送され、高橋克典さんが演じる織田信秀の最期が描かれた。高橋さんは「信秀から信長へと時代が変わっていくところですが、ここからが新しい時代の幕開けです。撮影初日に撮ったシーンでしたが、なかなかいい死に方をさせていただきましたし、そんな信秀の最期を演じることができて、寂しいながらもとてもうれしく光栄に思っております」と満足げに振り返った。
あなたにオススメ
「鬼滅の刃」 注目の“名もなき”キャラ 豪華声優キャスティングの謎
高橋さんは今回が大河ドラマ初出演だった。「撮影はとても楽しかったです。今回は4Kでの撮影もありますし、自分の年齢もありポジションがそれまでと違ってきていますので、どんなお芝居が合うのか、模索しながら演じました」といい、「大河ドラマはすごくスケール感が大きいです。どこに行ってもすごい大がかりなセットが組んであるので、毎回驚きました。すごく大勢の出演者やスタッフがいますし、撮影がどんどん進んでいきますから、僕にとってはなかなかない現場でしたので、非常に刺激的でした。『大河』という名のごとく大きな河の流れの中に、撮影自体もあるような気がしました」と印象を語る。
一方、信秀としては「負け戦続き」で、「戦に出ていっては負け、気持ちを切り替えて勢いよく出ていくけど、また負けるという(笑い)。信秀は疲れきっていて、もう運もなく、体には毒も回ってきている。それを自分でも見切っているんですよね。それでも力を振り絞って元気には見せていますが、内側はどんどん痩せていきます。ですから、あまり剛毅なところが見せられなかったので、少し残念でした。もうちょっと暴れたかったですね」と、心残りもあったようだ。
さらに「(息子の)信長にとっての信秀は、もしかしたら越えられない山なのかもしれません。尾張は、周りがいくつもの国に囲まれていて大変だったと思います。それでも金を使ったりいろんな手だてを使って、自分の国を守る。信長から見たら信秀が憧れであり、反面教師でもあったと思いますが、どういう形であれ父が息子に与えた影響は絶大だったはずです」と推測し、「僕は愛情を持って信長のことを見ていましたが、息子に対してもっとドライで、グサッと精神的に突き放した冷たさがあってもよかったかなと思っています」とも語っていた。
「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。若いころ、下克上の代名詞・美濃の斎藤道三を主君として勇猛果敢に戦場を駆け抜けると、その教えを胸に、やがて織田信長のもとで、多くの群雄と天下を巡って争う智将・明智光秀が主人公。ドラマでは謎めいた光秀の前半生に光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く、エネルギッシュな群像劇となっている。
野田サトルさんの人気マンガが原作でアニメもヒットした「ゴールデンカムイ」の映画の続編となるドラマシリーズ第1弾「連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―」(WOW…
吉高由里子さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(総合、日曜午後8時ほか)。9月15日に放送された第35回「中宮の涙」では、副題の通り、見上愛さん演じる彰子の涙の告白が描…
橋本環奈さん主演で、9月30日にスタートする2024年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おむすび」。平成元年生まれのヒロインが、どんなときでも自分らしさを大切にする“ギャル…
松下奈緒さん主演の連続ドラマ「スカイキャッスル」(テレビ朝日系、木曜午後9時)が次週、9月26日の放送で最終回を迎える。19日放送の第8話では、メインキャラクターの山田未久(田牧…
人気グループ「Snow Man」の目黒蓮さん主演のフジテレビ系“月9”枠の連続ドラマ「海のはじまり」(月曜午後9時)第11話が9月16日に放送された。水季(古川琴音さん)が、海(…