田中圭&中村倫也:兄弟役のドラマSP「不協和音」3月15日放送 背中向け合う新ビジュアル、場面写真公開

ドラマスペシャル「不協和音 炎の刑事 VS 氷の検事」の新ビジュアル=テレビ朝日提供
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ドラマスペシャル「不協和音 炎の刑事 VS 氷の検事」の新ビジュアル=テレビ朝日提供

 俳優の田中圭さんと中村倫也さんが共演するドラマスペシャル「不協和音 炎の刑事 VS 氷の検事」(テレビ朝日系)が、3月15日午後9時から放送されることが2月16日、分かった。併せて、2人が背中を向け合ってソファに座っている新ビジュアルや場面写真も公開された。

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 「第29回横溝正史ミステリ大賞」とテレビ東京賞をダブル受賞して作家デビューした大門剛明さんの人気小説「不協和音」(PHP文芸文庫)を初めてドラマ化。田中さんは愚直なまでに真っすぐな精神で真正面から事件と向き合う熱血刑事・川上祐介、中村さんは東大卒のエリート検事で、時に冷徹とも思える冷静沈着さで事件と向き合う唐沢真佐人を演じる。2人は、刑事だった父が自白強要で冤罪(えんざい)となったことがきっかけで、幼くして生き別れた兄弟という設定だ。

 田中さんと中村さんは過去に共演歴があるが、しっかりと演技で絡むことはなかった。兄弟役も今作が初めてで、田中さんは「俳優・中村倫也の存在がやっぱり大きい! 台本と違ったニュアンスを出しても、全部対応してくれるので安心安全。この作品での相性のよさを感じて、それがいい意味でプレッシャーにもなるし、刺激的です。倫也と芝居でガッツリ絡むべきタイミングは、まさに今だったんだろうなっていう感覚があります」とコメント。

 一方、中村さんは「なんかいい匂いがするぞ、という感じ。具体的にはうまく説明できないので、言葉よりもっと深いレベルで感知しているのかもしれないです。初日の再会シーンから、圭さんとだからこそできる“攻守交代の目まぐるしいやりとり”ができ、『役者をやっていてすげえ楽しかったな』とニヤニヤする瞬間を経験できました」と話している。

 さらに、祐介と真佐人が初めて一緒に担当する殺人事件で、被疑者の側に立つ弁護士・宇都宮実桜を趣里さん、同事件で被疑者から自白を引き出す警視庁捜査1課の警部補・小寺順平を杉本哲太さん、祐介が尊敬する月島東署佃川交番の巡査長・加藤博行を生瀬勝久さんが演じることも発表された。また相島一之さん、岡部たかしさん、川島潤哉さん、板倉チヒロさん、古河耕史さん、笠松将さん、小野寺晃良さん、木下ほうかさん、多岐川裕美さんらも出演する。

 刑事だった父が冤罪を生み出し、小学校でいじめにあった2人は、父の死後、別々の家庭に引き取られる。そんな2人はやがて刑事と検事になり、ある事件の捜査で再会。それぞれの譲れない信念をぶつけ合いながら、難解を極める事件の真相を解明していく……というストーリー。

 ◇田中圭さんのコメント

 以前は同じ刑事役でも熱血じゃなく、どちらかというとインテリや氷のようなキャラクターが多かったんです。僕自身も熱い人間ではないので、今回は「えっ!? オレ、こっち!?」と驚く気持ちもありました。たぶん最近は一直線というか、素直な役が多かったからかなあ……と思いつつ、そのイメージも払拭(ふっしょく)して“炎の刑事”っぽくしたくて、髪を切りました。

 今回は兄弟の物語も劇中の事件も面白く、いろんな見方ができてワクワクする台本。(中村)倫也とも初めてガッツリ絡めるし、すごく楽しみが増しました。実際の撮影では、俳優・中村倫也の存在がやっぱり大きい! 一緒に芝居をしていると「ああ! これだよな、中村倫也の芝居!」という感覚があるし、僕が台本と違ったニュアンスを出しても、全部対応してくれるので安心安全。この作品での相性のよさを感じて、それがいい意味でプレッシャーにもなるし、刺激的です。これまでずっとニアミスだった倫也と芝居でガッツリ絡むべきタイミングは、まさに今だったんだろうなっていう感覚があります。兄弟だから感情的になるシーンもあって、そうやって向き合えるのがまたうれしいし、撮影は本当に楽しいです!

 今回は、最終的に「この兄弟をもっと見たい!」と思わせる作品にすることが僕の理想。倫也と僕の2人だからこそ表現できることもあると思うし、完成作品でそれを確かめるのが楽しみです。

 ◇中村倫也さんのコメント

 僕は兄弟モノが好きなんですけど、出演したことはあまりないんです。今回は熱血刑事である兄と、知的エリート検事である弟が織りなす“不協和音な関係性”が面白く、楽しみながら台本を読ませていただきました。僕が演じる真佐人はポーカーフェースで、実は甘えん坊なドM。そういう分かりづらいところは、自分と似ているかもしれないです。ただ、実際に演じるとなると……すごくいびつなヤツで、極度のブラコンという一筋縄ではいかない役。そういうキャラクターの言動を演じていく上で、同業者の誰に聞いても「安心安全の共演者」だという(田中)圭さんの存在は、本当に心強いです。

 圭さんとの芝居は、なんかいい匂いがするぞ、という感じ。具体的にはうまく説明できないので、言葉よりもっと深いレベルで感知しているのかもしれないです。撮影初日の再会シーンから、圭さんとだからこそできる“攻守交代の目まぐるしいやりとり”ができて、「役者をやっていてすげえ楽しかったな」とニヤニヤする瞬間を経験できました。圭さんとは“飛んできた矢印をそらすも返すも、曲げるも自在”のチームワークが築けていて楽しいです。ただ、法律用語の多いセリフに関しては、てんやわんやの毎日です。

 この作品は“女性がボーッとして、男性がカーッとなれる作品”になる見込み。男から見ても「かっこいいな」という瞬間もあって、見どころが多いと思います。あとは編集次第です!(笑い)。

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