羽田美智子:4月連ドラ「隕石家族」で主演 半年後に隕石が落ちる世界描く 泉里香、北香那も出演

4月11日スタートの連続ドラマ「隕石家族」に出演する(上段左から時計回りに)羽田美智子さん、「キャイ~ン」の天野ひろゆきさん、松原智恵子さん、北香那さん、泉里香さん
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4月11日スタートの連続ドラマ「隕石家族」に出演する(上段左から時計回りに)羽田美智子さん、「キャイ~ン」の天野ひろゆきさん、松原智恵子さん、北香那さん、泉里香さん

 女優の羽田美智子さんが、4月スタートの連続ドラマ「隕石家族」(東海テレビ・フジテレビ系)で主演を務めることが1月20日、分かった。羽田さんのほか、泉里香さん、北香那さん、松原智恵子さん、「キャイ~ン」の天野ひろゆきさんも出演する。

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 ドラマは、NHK大河ドラマ「天地人」「花燃ゆ」、連続テレビ小説(朝ドラ)「どんど晴れ」シリーズ、2010年から平日昼の帯ドラマとして放送された「花嫁のれん」(東海テレビ・フジテレビ系)シリーズなどを手がけた小松江里子さんが脚本を担当するオリジナルドラマ。半年後、地球に隕石(いんせき)が落ちてくるという世界を舞台に、夫、2人の娘、姑と一軒家で平凡な毎日を過ごす主婦の門倉久美子の姿を描く。

 土曜午後の連続ドラマ枠「大人の土ドラ」(毎週土曜午後11時40分)で4月11日から放送。全8話を予定。

 ◇羽田美智子さんのコメント

 今回オファーをいただいたプロデューサーや脚本の小松江里子さんとは、2010年より放送の昼ドラ「花嫁のれん」シリーズでタッグを組ませていただいた戦友のような信頼関係があり、またこのチームでお仕事をさせていただけることをとてもとてもうれしく思いました。本も読まずに「やりたい! やらせてください!」とお返事させていただきました。

 そして、台本を読んだ感想は「さすが!!」の一言。一見、ほんわかとしたホームドラマの仮面をかぶりながら、その中に忍び寄る不協和音の小気味よさ。隕石が地球にぶつかるという、一昔前なら、架空のお話だと否定できたのに、昨今の自然災害の数々を経験した今では、とてもリアルに迫る設定も緊迫感があって面白いです。あと半年の命と突きつけられた時、誰もが本音で人生を歩み出そうとするその姿こそが、宇宙でいう無重力な状態なのかもしれない、と思わせてくれるストーリー。軽快な物語の中に、とても重要な深いメッセージがある気がしてなりません。

 私が演じるのは主人公で門倉家の妻・久美子。主婦として、時には自分の人生に不満を感じたり、物足りなさやこれで良かったのだろうか、などと葛藤があったりしながらも、自分を必要としてくれる家族のために人生を捧げてきた女性。女性だけではなく、誰もが共感できる人生の「穴」を抱えているのだと思います。その人が、あと僅かの時間で一斉にこの世が終わることが分かった時に、本当の自分と向き合って、本音で生きていく、という姿勢にとても共感しました。「正直に生きる」は果たして皆に迷惑をかけるのか? 自分を大切にするということと、勝手に生きるということの、ちょっとした違いを演じられるといいなと思っています。

 学校なら卒業、ドラマの撮影ならクランクアップというゴールを目指すことができますが、人生ばかりはゴールの設定がありません。強制終了を予告される前に気付ければいいのですが、多くの人は、人生はまだまだ続き、本当の自分の気持ちに気付かずに日常をやり過ごすのかもしれません。本当の自分の気持ちを呼び起こして、幸せを求めたとき、宇宙は全力で応援してくれる。また、人の願いや愛というものが、宇宙に届き、隕石の軌道を変えることだってできるのかもしれない……。そういう壮大なスケールの宇宙の話を、門倉家という小さな家族を通して伝えられたら、と思っています。

 もし半年後に隕石が落ちるとしたら、久美子と一緒で、安定した生活と純愛の両方が欲しいですね(笑い)。このドラマが皆さまにとって、何かしら破壊力のある「隕石」になるといいなと思っています。

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