秋ドラマ:「あな番」キャストが新たな活躍の場 田中圭は新人CA、横浜流星は料理男子に 奈緒、山田真歩、大友花恋…

田中圭さん(左)と横浜流星さん
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田中圭さん(左)と横浜流星さん

 4月から2クール連続で放送され、最終回の視聴率は19.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録と、大きな盛り上がりを見せた日本テレビ系の連続ドラマ「あなたの番です」。同作で原田知世さんとダブル主演を務めた田中圭さんが、人気作「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)の第2弾として11月2日から始まる「おっさんずラブ-in the sky-」で、主人公の新人CA(客室乗務員)春田創一を演じることが先月末、発表された。そんな田中さんと「あな番」第2章「反撃編」で名コンビぶりを披露していた横浜流星さんは、TBS系連続ドラマ「4分間のマリーゴールド」に出演する。そのほか奈緒さん、山田真歩さん、大友花恋さんといった“マンションの住人”が秋ドラマに続々参戦。気になる作品と役どころは……。

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 まずは「あなたの番です」をおさらいしておこう。ドラマは秋元康さんが企画・原案を手がけ、日本テレビのドラマでは約25年ぶりに2クール(4~9月)連続で放送。「交換殺人」が題材のミステリーで、前半は田中さんと原田さん演じる新婚夫婦が、引っ越し先の分譲マンションで起きた連続殺人の謎に挑む姿が描かれた。第2章「反撃編」では、翔太(田中さん)がマンションで起こった交換殺人ゲームの全貌を解き明かし、菜奈(原田さん)の命を奪った殺人鬼に迫り、SNS上は視聴者による「真犯人は誰か」という考察が最終回直前まで繰り広げられた。

 翔太役として「反撃編」の主題歌「会いたいよ」の歌唱も担当した田中さんは、この秋、「おっさんずラブ-in the sky-」に主演する。劇場版のヒットも記憶に新しい「おっさんずラブ」の新作で、物語の舞台は航空会社「天空ピーチエアライン」。“ヒロイン”吉田鋼太郎さん扮(ふん)する機長・黒澤武蔵に思いを寄せられる、ピカピカの新人CA春田を演じる。

 「あな番」で翔太の反撃を“どーやん”こと二階堂忍として支えた横浜さんは、福士蒼汰さん主演の「4分間のマリーゴールド」に出演。原作はマンガ誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載されたキリエさんの同名マンガで、手を重ねた人の「死の運命」が見えてしまう特殊な能力を持つ救急救命士と、命の期限が1年後に迫った義姉との“禁断の恋”を描く切ないラブストーリーだ。

 横浜さんは、福士さん、菜々緒さん、桐谷健太さんとの4きょうだいの末っ子で料理好きの藍を演じ、劇中には、主婦顔負けの家庭料理を振る舞うシーンも登場するという。

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 「あな番」で、最恐手作り女子、“尾野ちゃん”こと尾野幹葉役としてMVP級の活躍を見せた奈緒さんは、鈴木拡樹さん主演で、9月にスタートした連続ドラマ「カフカの東京絶望日記」(MBS)で、整形前のアルバイト店員の黒柳つぐみとして、「あな番」の新管理人・前原滉さんとそろって登場し、ファンをざわつかせたばかり。10月からは、阿部寛さん主演作の約13年ぶりの続編となる「まだ結婚できない男」(カンテレ・フジテレビ系)で、桑野・村上建築設計事務所のアシスタント・横田詩織を演じる。ホームページに掲載されている役写真は至って普通だが……。

 一方、ノンフィクション作家の木下あかね役として存在感を示した個性派女優の山田さんは、フジテレビ系の“月9”ドラマ「シャーロック」にレギュラー出演。原作となるミステリー小説「シャーロック・ホームズ」シリーズの“グレグスン警部”にあたる小暮クミコを演じる。クミコは警視庁刑事部捜査1課の巡査部長。上司の警部・江藤礼二(佐々木蔵之介さん)が唱える迷推理に鋭く突っ込みを入れて方向転換させながら解決へと導く、冷静沈着で優秀なキャラクターだという。

 髪をぞんざいに染めた柄の悪い“ヤンキー女子”に扮(ふん)し、清楚(せいそ)なイメージを覆す熱演を披露した大友さんは、テレビ東京の深夜ドラマ「新米姉妹のふたりごはん」で山田杏奈さんとダブル主演。ドラマは柊ゆたかさんの人気料理マンガが原作で、親の再婚を機に突然姉妹になった女子高生のサチ(姉)とあやり(妹)が料理を通して心を通わせていく姿を描く。大友さんは内向的だが料理が絡むと目を輝かせる一面を持つ妹・あやり役で、横浜さん同様に劇中で料理シーンにも挑戦。その手元にも注目だ。

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