東京独身男子:“AK男子”を通して「2019年を生きる大人たちにエールを」 脚本・金子ありさの思い

連続ドラマ「東京独身男子」のビジュアル=テレビ朝日提供
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連続ドラマ「東京独身男子」のビジュアル=テレビ朝日提供

 俳優の高橋一生さん主演の連続ドラマ「東京独身男子」(テレビ朝日系、土曜午後11時15分)が13日にスタートする。同日、脚本を手がける金子ありささんのコメントが公開された。ドラマは、あえて結婚しないアラフォーの“AK男子”の本音を描くラブコメディーで、金子さんは「AK男子たちを通して、2019年現在を生きる『大人たち』へのエールを送ることができたら」と語っている。

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 ドラマは、人並み以上の容姿を持ち、スペックも高く、気の合う仲間とつるみながら、独身ライフを楽しむ「あえて結婚しない(AK)男子」の3人が登場するラブコメディー。高橋さんが巨大銀行勤務の石橋太郎、斎藤工さんがバツイチで審美歯科クリニック院長の三好玲也、滝藤賢一さんが大手法律事務所のボス弁護士・岩倉和彦をそれぞれ演じる。

 金子さんは、脚本を執筆するにあたり、「何か今の時代を切り取るようなラブコメを」と考え、「打ち合わせを重ねる中で、今まで結婚に悩む女性の話は数多くあった。けれどリアリティーのある男性側からの話は、実は少ないのではないか」「アラフォー世代の独身男性は、今とても多く、彼らにフォーカスした話を書いてみたいと話し合ったのが始まり」と経緯を明かした。

 高橋さんらが演じる3人のAK男子について、「太郎は理想と現実の間でもがく『ごく普通の男性』にしたいと思いました」といい、「そのもどかしくなる不器用さ、悩んで幸せを追い求める姿を描くことで、多くの男性・女性の『分身』となれば」と話す。三好については「あっけらかんとした『やんちゃ男性』」であり、「バツイチで、結婚生活にトラウマを持つ彼が、太郎たちを『独身沼』により深く沈めるという(笑い)、ある意味重要な役どころ」とコメント。最年長の岩倉は「『独身最高峰』と銘打ちました。酸いも甘いもかみ分けた彼の言葉は重いけれど彼が、『父親の介護』という転機を迎えることで、結婚とは、家族とは……と太郎たちも考え出します」と語った。

 番組プロデューサーの中川慎子さんは、「人生の選択肢が多様化する中で生まれた、太郎・三好・岩倉という“あえて結婚しない”男子たち。彼らは“何でも一人で事足りる”器用さを持つ一方、その懐に抱くのは秘かな“孤独”だったり……。こんな大いなる矛盾を抱えたいとしき男たちを演じてくださるのは、高橋一生さん、斎藤工さん、滝藤賢一さん。お三方は、脚本家の金子さんと物語を構築する中で、『この3人がそろったら最高!』と、いずれも最初にイメージした方々」と明かしている。

 続けて中川さんは「痛快な大人の本音が詰まったラブコメディーと、この3人がどんな化学反応を起こしてくれるのか、制作者である私自身も今から楽しみでなりません。土曜の夜は、あの男たちに会いにいかなきゃ! そう言って楽しみにしていただける作品を目指しています」とアピールした。

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