特撮ドラマ「仮面ライダー」シリーズの劇場版最新作「平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER」(12月22日公開)に、俳優の大東駿介さんがゲスト出演することが2日、明らかになった。大東さんは「平成仮面ライダー」の歴史をすべて消し去ってしまおうとするスーパータイムジャッカーのティードを演じる。
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タイムジャッカーは、放送中の「仮面ライダージオウ」(テレビ朝日系、日曜午前9時)に登場。2068年の未来を支配する魔王オーマジオウに代わる新たな王を擁立するため、過去へと向かい、その時代の仮面ライダーの代わりとなるアナザーライダーを作り出している。アナザーライダーが生まれることで、その仮面ライダーの歴史は塗り替えられ、存在が消えてしまう。大東さんが演じるティードは、常磐ソウゴ(仮面ライダージオウ、奥野壮さん)や桐生戦兎(仮面ライダービルド、犬飼貴丈さん)を圧倒的な力で窮地へと追い詰める役どころとなる。
同作は「仮面ライダー」シリーズ45周年の記念作として16年に公開された「仮面ライダー平成ジェネレーションズ」シリーズの最新作。
大東さん、大森敬仁プロデュ―サーのコメントは以下の通り。
子供のころ夢中になって、仮面ライダーに憧れていた自分が、平成最後の劇場版「仮面ライダー」に、しかもそんな憧れの対象の前に立ちはだかる存在として出られるとは思いませんでしたし、とても興奮しました。平成ライダーの歴史を消そうともくろむ裏には、同時にクウガから始まった平成ライダーの風化しない存在感があるんだと思います。平成最後であり、過去作を知らない世代には始まりのきっかけになる作品だと思います。
今回共演した奥野君、犬飼君をはじめ、彼らは年齢的にも役者としても、今、この瞬間の輝きをとても感じました。そんな彼らと対峙(たいじ)するには自分も相当なエネルギーでぶつかっていかなきゃいけないと、ものすごく刺激を受けましたし、ぶっ倒してやろうという気持ちで挑みました。監督をはじめ現場の方々からも“憧れ”を生んでいるという責任と熱量を感じ、改めて、この平成が終わろうとするタイミングで「平成仮面ライダー」作品に参加できたことをうれしく思います。
大東さんが演じるタイムジャッカーのティードは「平成仮面ライダー」の歴史を終わらせようとする最強の敵。若手の中でも、幅広いさまざまな役を演じ抜いてきた大東さんの役の“憑依(ひょうい)力”を信頼してキャスティングさせていただきました。でも、このティードという役はそれだけのシンプルな敵ではありません。大東さんの32歳という年齢は、実はここ20作の「平成仮面ライダー」シリーズを視聴者として肌で感じてきた世代です。本当にティードは仮面ライダーを終わらせようとしているのか? もしかしたら裏腹な“憧れ”にも似た感情があるのではないか? この作品にとって大切な「平成仮面ライダー」に対するこの世代のリアルな感情を表現していただくのに、大東さんはまさにハマり役でした。現場で、実際に仮面ライダーに対する憧れを口にしてくださった大東さん。ティードが持ちうる憧れゆえの嫉妬や憎悪を、すさまじい恐ろしさで演じていただいています!
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