俳優の鈴木亮平さんが主演を務めるNHKの大河ドラマ「西郷(せご)どん」の第39回「父、西郷隆盛」が21日放送され、最終章となる通称・明治編がスタートした。同回では、これまで語りを担当してきた西田敏行さんが、主人公・西郷隆盛(鈴木さん)の息子・菊次郎役でいきなり登場。物語は明治37(1904)年、菊次郎が40歳を過ぎ、2代目京都市長に就任するところから始まり、SNSでは「もう明治37年?」「ええ? 明治37年?」「飛ばしすぎ!」や「西田さん、いきなりきた!」「いきなり西田敏行、出た」「出た! アウトレイジや!!」と驚きの声が上がった。
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同回から、西田さんの語りは「息子が父を語る」という形になり、視聴者は「急に別の物語が始まったみたい」「西田さんの語りが一人称(私)に変わった」「ナレーションも父呼びになった」「ここからは子息・菊次郎の視点で語られるという斬新さ」と反応。冒頭のシーンには、歴史家の磯田道史さんも初代京都市長の内貴甚三郎(ないき・じんざぶろう)役で出演し、「前市長さん、歴史学者の人?」「ていうか磯田先生!」「西田敏行より磯田さんにびっくりしたわ!」とファンを喜ばせていた。
また、少年時代の菊次郎役で、映画「万引き家族」(是枝裕和監督)で注目を浴びた12歳、城桧吏(じょう・かいり)さんも大河デビュー。「菊次郎、目がクリクリしていて可愛いね」「菊次郎君、可愛いし愛しい」「子役の菊次郎は愛加那に激似」「いい演技するし、愛加那にも似てる」と好評だったが、「西田さんの子役にしては美少年すぎる」「このめっちゃ可愛い子が西田敏行になるの? おかしいだろ!」などの意見もあった。
第39回「父、西郷隆盛」は、明治2(1869)年、吉之助(鈴木さん)は「隆盛」と改名。奄美大島で愛加那(二階堂ふみさん)と共に暮らしていた息子の菊次郎(城さん)を引き取るが、菊次郎は幼い頃に離ればなれになった父のことを覚えておらず、継母となった糸(黒木華さん)とその息子・寅太郎に遠慮し、心を開かない。
明治新政府は版籍奉還など急激な改革を進めるも、不平士族や農民たちが各地で反乱。そこで大久保利通(瑛太さん)は事態を収拾すべく、隆盛を東京に呼び戻そうと従道(錦戸亮さん)を派遣する……という展開だった。
「西郷どん」は大河ドラマ57作目で、西郷隆盛の生涯を描く。NHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送。
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