映画「モリのいる場所」(沖田修一監督、公開中)のトークイベントが26日、東京・池袋のシネ・リーブル池袋と、名古屋のミッドランドスクエアシネマであり、主演の山崎努さんはシネ・リーブル池袋、共演の樹木希林さんはミッドランドスクエアシネマのイベントにそれぞれ登壇した。
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「モリのいる場所」は、「南極料理人」「キツツキと雨」「モヒカン故郷に帰る」などの沖田修一監督のオリジナル作品。明治に生まれ、大正、昭和期の画壇で活躍し、97歳で没するまで生涯現役を貫いた画家・熊谷守一の晩年の一日をフィクションとして描く。山崎さんにとって、2004年公開の「死に花」(犬童一心監督)以来、約13年ぶりの主演作で、樹木さんは妻の秀子を演じた。
久々の主演ということで多くのインタビューを受けたという山崎さんは「僕は人前に出るのは苦手な方でなるべく宣伝の仕事からはかんべんしてくださいってことで逃げ回っていたが今回ばかりはそういう訳にはいきませんので、プロデューサーに引っ張りまわされた。でも実は今日これが最後、今日(観客の)みなさんとお会いして全て終わりです」と語った。
樹木さんは「『夫に嫌な思いをさせない、嫌なことをさせない』という夫婦円満の秘訣(ひけつ)を学びました」と語ったが、「娘(内田也哉子さん)にお母さんは逆のこと、夫をぺちゃんこにしているって、言われます。勝手に本人が登って落ちている気もするけど」と話して笑いを誘っていた。
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