プリキュア：鷲尾P、西尾監督が15周年を語る　「つらいことも真っ正面から向き合ってきた」

　今年15周年を迎えた人気アニメ「プリキュア」（ABC・テレビ朝日系）シリーズの劇場版の上映会「『プリキュア』感謝祭上映会　vol.1」が4日、渋谷TOEI（東京都渋谷区）で行われ、同シリーズの“生みの親”とも呼ばれる東映アニメーションの鷲尾天プロデューサー、第1弾の「ふたりはプリキュア」と第2弾「ふたりはプリキュア Max Heart」を手がけた西尾大介監督らが登場した。西尾監督は「まさか、こんなに続くとは思っていなかった。『10年続けましょう！』と言っていたのは、（雪城さなえ役などの）野沢雅子さんだけ。つらいことも真っ正面から向き合ってきた。結果として、こういう日を迎えられるのは、皆さんのおかげです。これからもずっと応援してください。僕たちも成長できるように心掛けます」と話した。

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　この日は、2005年4月公開の劇場版第1弾「映画ふたりはプリキュア　MaxHeart」などが上映され、鷲尾プロデューサーは「私の記憶が間違っていなければ、大スクリーンで第1弾が上映されるのは、最初に上映して以来。最初の劇場版は舞台あいさつがなかった。粛々とやって、粛々と終わった。まさか15年を経て、舞台あいさつに立てるとは！　劇場版は次の『映画プリキュアスーパースターズ！』で25作目。びっくりですよ。そんなことになるとは思っていなかった」としみじみと語り、「これからもいろいろ乗り越えないといけないことがある。一生懸命頑張っていきたい」とさらなる躍進を誓った。

　上映会では「映画ふたりはプリキュア　MaxHeart」のほか、「映画ふたりはプリキュア　MaxHeart２　雪空のともだち」（05年12月公開）、「映画ふたりはプリキュア　Splash☆Star　チクタク危機一髪！」（06年12月公開）を上映。美墨なぎさ（キュアブラック）役の本名陽子さん、雪城ほのか（キュアホワイト）役のゆかなさん、日向咲（キュアブルーム）役の樹元オリエさんや美翔舞（キュアイーグレット）役の榎本温子さん、「ふたりはプリキュアSplash☆Star」の小村敏明監督も登場した。

　「プリキュア」シリーズは、普通の女の子が妖精たちの力を借りて伝説の戦士・プリキュアに変身し、さまざまな困難に立ち向かう姿を描くアクションファンタジー。第1弾「ふたりはプリキュア」が04年2月にスタートし、現在は第15弾「HUGっと！プリキュア」が放送されている。