人気グループ「嵐」の二宮和也さんが3日、東京都内で行われた主演映画「ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~」(滝田洋二郎監督)の初日舞台あいさつに登場。この日が「嵐」のデビュー18周年の記念日であることに触れられると、「そんなことあり得るのかなって。ドンピシャで」と驚きを表していた。
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舞台あいさつは全国125の劇場でも生中継されていることから、二宮さんは「たぶん嵐のみんなも、どっかの劇場で見ていると思って。喜んでいると思います」と冗談めかしてコメント。一緒に登場した綾野剛さんは「結成は9月ですけど」とさりげなく突っ込み、盛り上げていた。
また、「最近泣いた経験」を聞かれた二宮さんは、先日行ったという“カエルをつかまえるロケ”のエピソードを披露。二宮さんは「あまりほかの生き物に触れるって得意じゃない。つかんで、『カエルです』って見ていただいて。すごく嫌だったんですよ。ぬるぬるしているし、どっか行っちゃうし……」とぼやきつつ、「それを嵐の人たちが見ていて、『よくカエル触ったね』って褒めてくれたときにぐっときました」と明かした。
原作は、1990年代に人気を博した料理対決バラエティー「料理の鉄人」の演出家で知られる田中経一さんのデビュー小説。天皇の料理番・山形直太朗が考案した究極のフルコース「大日本帝国食菜全席」を巡り、2000年代初頭と1930年代の二つの時代が並行して語られる。現代編は、麒麟の舌(絶対味覚)を持ちながら料理の情熱を失った佐々木充(二宮さん)が、消えたレシピの解明に挑むミステリー。過去編は、太平洋戦争直前、レシピ作成に人生をささげたもう一人の麒麟の舌を持つ直太朗(西島秀俊さん)と、彼の信念を支え続けた人々の運命が描かれる。
舞台あいさつには、二宮さん、西島さん、綾野さん、宮崎あおいさん、「関西ジャニーズJr.」の西畑大吾さん、竹野内豊さん、滝田監督が出席。この日は、映画の公開初日と、会場となったTOHOシネマズ上野(東京都台東区)の4日のオープンを祝って二宮さんらキャストによるテープカットも行われた。
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