東山紀之:加藤剛との大岡越前“新旧”共演に感慨 「まさか裁くときが来るなんて」

NHK・BSプレミアムの「BS新春時代劇 大岡越前スペシャル」の試写会に登場した加藤剛さん
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NHK・BSプレミアムの「BS新春時代劇 大岡越前スペシャル」の試写会に登場した加藤剛さん

 俳優の東山紀之さんが6日、東京都内で行われたNHK・BSプレミアムの「BS新春時代劇 大岡越前スペシャル」の試写会に登場。同作では、“大岡越前”こと大岡忠相役を演じている東山さんと、かつて他局で30年にわたって大岡忠相役を演じてきた加藤剛さんが共演しており、東山さんが加藤さんを裁く場面もある。「中学校の修学旅行のときに京都の撮影所のセットの前で、友達と一緒に大岡越前のまねをして座っていたことがある」と明かした東山さんは「まさか自分が大岡越前になって、加藤剛さんを裁くときが来るなんて。死ぬ間際に走馬灯が回るというが、僕は裁いている最中に(その思い出が)ぐるぐる回って……」と感慨深げに語った。

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 東山さんは、加藤さんとの“新旧共演”について、「ずいぶん前から、覚悟みたいなスイッチが入っていたので、ドキドキよりワクワクが大きかった」と振り返り、「目を合わせてお芝居をさせていただいたので、その精神を受け継ぐことができたらいいなと思う」と語った。一方、お家騒動に巻き込まれ、流浪の半生を送った浪人・風間五郎左衛門役を演じた加藤さんは、「テレビで東山さんの大岡越前を見ていた。正義感のある温かい心を持った優しい大岡越前を演じてらっしゃる。とてもうれしく思いました。これからもその気持ちで頑張ってください」とエールを送った。

 また、かつて“裁く側”だった加藤さんは、「“お白洲”では、座って裁かれるということは初めてだったものですから、上を見上げたときに、こういうふうに見えるのかと初めて経験した。あそこに座らせられたら本当のことを言わなきゃいけないんだと実感しました」と振り返っていた。試写会にはミムラさん、加藤頼さん、松原智恵子さん、津川雅彦さんも出席した。

 「BS新春時代劇 大岡越前スペシャル」は、大岡忠相が江戸南町奉行に就任して300年の節目となる2017年に放送。家老の不正を探ったことで流浪の半生を送ることになった武士が、人生の最後に人を殺したといううそをつく。大岡忠相はうそと承知で裁きに臨み……という内容。番組はBSプレミアムで17年1月3日の午後7時半から放送。

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