5人の女性との不倫が発覚し、今年9月に離婚を発表した作家の乙武洋匡さんが27日放送のトークバラエティー番組「ワイドナショー」（フジテレビ系）で、約9カ月ぶりに地上波テレビに出演した。乙武さんは自宅ロケで不倫騒動後の生活の変化や離婚の真相などについて語り、ダウンタウンの松本人志さんからエールを送られると、「なによりありがたい。本格的に復帰させていただける際は、ゲスの極み乙武。として頑張っていきたい」と笑わせた。

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　乙武さんは「週刊新潮」で複数の女性と不倫関係にあったと報じられ、公式サイトで事実関係を認めて謝罪し、今年9月に離婚を発表していた。この日の番組では、「『ワイドナショー』にも出演していた乙武さんが今、どんな生活をしているのかが気になります」という視聴者からの投稿に応える形で、乙武さんの自宅を松本さん、東野幸治さん、ヒロミさん、古市憲寿さん、佐々木恭子アナウンサーの5人が訪問した様子が放送された。

　不倫相手を5人と公表した理由について聞かれると、「結構ベッキーさんの件が頭にあって、一回言った後にまた違うことが明るみに出るということがものすごいマイナスになるんだなというのがすり込まれていた」と告白。離婚という結論になったのは「子供を一番に守りたいというのが大きかったと思う。離れたほうが子供たちのため。本当に子供のことを考えれば、離婚しない形でできれば良かったのかなとは思いますが」と説明した。

　現在、身のまわりの世話は「基本はスタッフの男の子や母が来てくれる」という乙武さん。子供とは「会えてない。7カ月。一生会わせないとか言われてるわけじゃないですけど、まだ」と明かし、今後については「自分が障害者であるというところでゲタを履かせてもらっていた部分はあったと思う。それが今回私がこういうことをして、たたかれて、マイナスになって、そこからが私の真価が問われると思う」と真摯（しんし）に語った。

　最後には松本さんが「乙武さんは必要な人だと思うのでぜひ復活してほしいなと思います」とエール。乙武さんは「なによりありがたい」と神妙に語り出したものの、「本格的に復帰させていただける際は、ゲスの極み乙武。として頑張っていきたい」とジョークを飛ばし、松本さんらを苦笑させていた。