東宝:「君の名は。」効果で今期業績を大幅上方修正 営業利益は140億円プラスに

劇場版アニメ「君の名は。」のメインビジュアル (C)2016「君の名は。」製作委員会
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劇場版アニメ「君の名は。」のメインビジュアル (C)2016「君の名は。」製作委員会

 劇場版アニメ「君の名は。」が大ヒット中の東宝が、2017年2月期(3月1日~17年2月28日)の連結業績予想を上方修正したことが分かった。同社が17日に発表した業績予想の修正によると、売上高に相当する営業収入は当初の2167億円から2340億円に、本業のもうけを示す通期の営業利益は当初の330億円から470億円となった。

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 主力の映画事業では、洋画作品が昨年の「ジュラシック・ワールド」(約95億円)のようなヒット作に恵まれず苦戦したものの、邦画が好調。「名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)」の興行収入が約63億円、「映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生」が約41億円と定番のアニメ作品が好調に推移したことに加え、「シン・ゴジラ」が約74億円とヒット。さらに「君の名は。」が150億円を超えて、なお伸び続けている大ヒット作になったことから、大幅な業績の伸びが見込まれるとしている。

 同日発表された東宝の2017年2月期の第2四半期決算(3~8月)は、営業収入が前年同期比7.2%減の1149億円、営業利益が同0.3%増の244億円だった。「君の名は。」は8月26日公開のため、第3四半期決算(3~11月)で業績に寄与する。

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