注目ドラマ紹介:「とげ 小市民 倉永晴之の逆襲」 田辺誠一が“ブチ切れ”の痛快逆襲劇

ドラマ「とげ 小市民 倉永晴之の逆襲」第1話=東海テレビ提供
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ドラマ「とげ 小市民 倉永晴之の逆襲」第1話=東海テレビ提供

 田辺誠一さん主演の連続ドラマ「とげ 小市民 倉永晴之の逆襲」(東海テレビ・フジテレビ系、土曜午後11時40分)が8日、スタートする。東海テレビ制作の連続ドラマ枠「オトナの土ドラ」の4作目で、田辺さん演じる気弱な市役所職員が、職場、家庭、モンスター市民のクレームにストレスを募らせ、とうとうブチ切れ、“人生のトゲ”をぶちまけて理不尽に立ち向かう痛快エンターテインメントだ。

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 原作は、山本甲士さんの小説「とげ」(小学館文庫)。同局系の連ドラに初主演となる田辺さんが演じる倉永晴之は、市民生活部市民相談室の係長。職場の人間関係や「間違えてゴミとして出した給料を取り戻してくれ」などと無理難題を相談してくる“モンスター市民”の注文にあきれ果て、ストレスフルな日々を送っている。発泡酒を飲みながら熱帯魚のアロワナに愚痴るのが唯一の楽しみだった。そんな晴之がある緊急事態に直面し、ついに爆発。正義感に目覚め、大逆襲を始める……というドラマだ。

 エリート職員だが、結婚して上昇志向が薄れ、子育て中心のよきママとなっている妻・裕美を西田尚美さん、晴之が唯一尊敬できる人物だが、利用されている節がある謎の多い環境部環境課長・長田を西村和彦さん、問題の多いモンスタークレーマー・通称”赤目”こと白銀佳代を木の実ナナさん、市民にも人気があるが、腹黒い部分もあり、晴之と対立していくわにのくに市市長・常磐を鹿賀丈史さんが演じる。

 第1話は、晴之は、いつものように白銀から「ワニ公園に本物のワニが出た!」というクレームを持ち込まれ、家では車のタイヤをすべてパンクさせられるなど、陰湿な嫌がらせを受けていた。ある日、土地開発公社の住吉課長(村杉蝉之介さん)が放置していた空き地の管理費問題が、市民団体の標的にされ、住吉から責任転嫁された晴之は、ついに……というストーリー。

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